Androidエンジニアの求人案件

Androidエンジニアの仕事内容

Android向けのアプリを開発する際には、設計や開発など様々な工程があり、それらの工程のほとんどをAndroidエンジニアが担います。どういった業務を担うかは場合によって異なりますが、ここでは代表的なAndroidエンジニアの仕事内容をいくつかご紹介します。

要件定義と設計

Android向けアプリに関わらず、あらゆるサービスやシステムの開発工程において欠かせないのが、要件定義・設計の工程です。要件定義では、アプリにどういった機能を追加するのか、ユーザーはアプリに何を求めているのかなど、アプリそのものの要件を具体的に定めます。また、設計の段階ではそのアプリをどのように作っていくのか、扱う技術や詳細なアプリの設計書作成を行っていきます。要件定義や設計の工程は、場合によっては他の職種にて進められることもありますが、中規模・小規模な人数で開発する場合は、Androidエンジニアを中心に進めていくことが多くなります。アプリの品質を左右する重要な仕事なので、新人ではなくベテランで経験豊富なエンジニアに任されるのが一般的です。

アプリ開発作業、コーディング

Androidエンジニアが主に行うのが、アプリの開発作業です。前述した設計の工程で作られた設計書などに合わせ、JavaやKotlinを使ったコーディングをしていきます。この作業は新人からベテランまで多くのAndroidエンジニアが行う仕事ですが、開発の速度やプログラムの完成度を左右するため、Androidエンジニアの中でも重要度の高い仕事です。また、コーディングだけではなく、様々な環境下でアプリが正確に動作するかをテストすることも多々あります。

サーバーサイド構築、インフラ保守

Androidアプリ開発における重要な作業として、Androidアプリが正しく動作するようにサーバーサイドの構築をすることや、インフラの運用・保守といった業務も挙げられます。運用の自動化に向けた開発を行ったり、アプリケーションの障害が出た際には、開発チームと連携を取って対応にあたることも作業に含まれます。

サーバーサイドやインフラに関連する作業では、アプリの運営に欠かせない機器や利用者の個人情報を取り扱うため、アプリ開発やコーディング技術とは異なる知識やスキルが必要になります。

規模が大きなプロジェクトではAndroidエンジニアとは別に専任のエンジニアが就くこともありますが、中・小規模の場合はこれらもAndroidエンジニアの業務になるケースが多いです。LinuxやAWSなどのサーバーサイド、インフラ関連の知識やスキルを習得することで、Androidエンジニアとして幅広く業務にあたれるようになるでしょう。

不具合の改修、メンテナンス

アプリが完成した後はユーザーが利用できるようにリリースしますが、ユーザーが利用する中で機能追加についての意見が出たり、不具合が報告されたりすることもがよくあります。それに合わせて、アプリの不具合改修や機能追加などのメンテナンスを実施していくのも、Androidエンジニアの大切な仕事です。

Androidエンジニアに必要なスキルル

Androidエンジニアは誰でもすぐになれるわけではなく、専門的なスキルが必要とされる職業です。具体的に必要とされるスキルは企業や業務内容によって異なりますが、ここでは特に重要視されるスキルについて見ていきましょう。

JavaやKotlinなどのプログラミングスキル識

Androidエンジニアにとって必須とも言えるのが、JavaやKotlinなどのプログラミングスキルです。ほとんどのAndroidエンジニアはプログラミングの業務を経験することになるため、Androidエンジニアとして仕事をするなら必要不可欠なスキルだと言えます。

以前まではJavaがAndroidアプリの開発で主に使用されていましたが、2017年にGoogleがKotlinを開発言語に採択して以降、Android向けアプリの開発にはKotlinの使用が推奨されており、実際の開発現場もKotlinを使用するのが主流となっています。そのため、これからAndroidエンジニアを目指す場合は、まずKotlinから勉強しておくのが良いでしょう。

Android OSに関する知識やスキル

Android向けのアプリを設計する場合、当然ながらAndroid OS上で正確に動作するように設計しなければなりません。そのためにも、AndroidエンジニアにはAndroid OSの仕様や使用できる技術についての知識・理解が求められます。また、テストを正確に実施するため、Android OSを正しく扱えるようなスキルも必要です。専門的な深い理解が求められるケースも多いので、普段Android OSを搭載したスマホを使っている方であっても、教材などを通じて一から勉強する必要があるでしょう。

コミュニケーションスキル

Android向けアプリの開発は個人で行うことも可能ではあるものの、実務では複数人のチームで開発を進めていくのが一般的です。チームで作業を進めていくにあたり、要点を上手く伝えられたり、会話を通じて相手に信頼してもらえるようなコミュニケーションスキルは重要になってきます。また、開発作業以外でも、クライアントや他社のエンジニアと話す機会は多々あります。こういった環境下で円滑に仕事を進めていくためにも、「コミュニケーションスキル」を有するAndroidエンジニアを重視する企業が増えています。

統計やデータ分析への知識

複雑な分析モデルの構築を行うような、高度なスキルは必須ではありませんが、ビジネス上の課題や目的に応じて適した分析手法を選択するために、基本的な統計解析の知識は身につけておいた方がよいでしょう。

また、機械学習ツールなどと連携したデータ分析を求められるような案件もありますので、機械学習に関する知識も武器の1つになります。

Androidエンジニアの年収

Androidエンジニアの年収は取り扱う業務の内容によって異なっており、300万円を下回ることもあれば、1,000万円を超えているエンジニアも少なからず存在します。では、一般的にAndroidエンジニアの平均収入はどの程度なのか、正社員とフリーランスの報酬額について解説していきます。

正社員の平均年収

正社員のAndroidエンジニアの平均年収は約595万円となっており、全体を通して見ると400万円～600万円ほどの年収が設定されている求人が多くあるようです。日本の平均年収が約440万円ほどなので、それと比べるとAndroidエンジニアの平均年収は高めだと言えるでしょう。

フリーランス案件の単価相場

フリーランス案件の単価は、約70万円～80万円が相場とされており、実際の求人を見ても80万円近い単価のものが多いです。同じITエンジニアでも他の職種では平均単価が約60万円程度のものもあるため、Androidエンジニアの案件の単価相場は比較的高い部類にあると言えます。

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