ゲームプログラマーの求人案件

ゲームプログラマーの求人案件

コンシューマーゲームやソーシャルゲームなどの案件で需要の高い職業に「ゲームプログラマー」があります。正社員や派遣社員として数年働いた後に独立して活躍するフリーランスも多く、案件の報酬単価や求人情報、仕事内容について興味のある方も多いのではないでしょうか。

この特集では、ゲームプログラマーの求人動向から始めて、仕事の種類、案件で求められるスキル、需要や年収、さらにその将来性まで詳しく見ていきます。

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ゲームプログラマーの求人動向

ゲームプログラマーの求人動向は働く場の多様性が広がっているのが大きな特徴でしょう。プログラマーの求人そのものは急拡大しているといったことはありませんが、さまざまな就業環境で、さまざまな職場で働く機会が増えているのです。特にスマホゲームの普及は従来のゲームプログラマーの働く環境を大きく変えました。

ゲームプログラマーの求人案件

国内ゲーム市場の傾向

国内ゲーム市場については、モバイルゲームの市場が急速に拡大しているのが大きな特徴です。ファミ通ゲーム白書 2019によると、2018年の国内家庭用ゲームの市場規模は4343億円、一方でオンラインプラットフォーム市場の規模は1兆2361円、後者の方が圧倒的に多く、国内のゲーム市場の約7割を占めている状況です。とくにゲームアプリ市場の伸びが著しく、ここ数年はプラス成長が維持されています。当然、ゲームアプリ市場でのゲームプログラマーの需要も安定していることになります。

家庭用ゲーム機に比べてオンラインプラットフォームのゲームは開発期間が短く、フリーランスが活躍しやすい傾向が見られます。また開発期間が短い分、いろいろなゲーム制作に携わって経験を積むことができるといった面も見られるでしょう。

会社員よりフリーランスの方が報酬は高い傾向

ゲームプログラマーの給料や収入に関して、月当たりの報酬では会社員よりもフリーランスの方が稼ぎやすい傾向にあります。ただし、生涯賃金や手取り収入に換算すると会社員のほうが高いこともあるため注意しましょう。フリーランスのゲームプログラマーには、経験豊富な人材も多く常に案件が確保できるとは限りません。フリーランスの報酬が会社員よりも高くなる理由は、雇用期間を気にせずに業務委託や請負など短期の契約で、さまざまな現場に柔軟に対応できるためです。

これは逆に言えば、営業スキルや実績がなければフリーランスとしてやっていくのは難しいことも意味しています。まず会社員として会社のゲーム制作に参加しながら経験を積んだうえでフリーランスに転身する、というケースが多いため、フリーで活躍している人は高い評価と実績を備えていることが多いからです。ですから報酬が高いからと言って会社員よりもフリーランスの方が良いとは必ずしも言えない面もあるので注意しましょう。

C++、C#が使用される傾向

ゲームの開発では当然プログラミング言語が使用されるため、それを使いこなすための知識・スキルが必須です。現在のゲーム開発の現場ではC++、C#などの言語がゲーム業界では広く使用されている傾向が見られます。全般的な傾向として前者はコンシューマーゲーム、後者はソーシャルゲームの開発の開発に使用されています。

例えばさまざまなハードウェアのゲームの開発に使用できることで広く使用されているUnityの場合、C#で開発されるのが一般的です。さらに家庭用ゲーム機のゲームからスマホゲームまで幅広い開発に使用されるUnreal EngineもC++を使って製作されるのが一般的です。

ですからこの2つに精通していれば問題なくゲームブログラングに携わることができると考えてよいでしょう。自分が得意な方に合わせて仕事を探してもよいですし、逆に自分が携わりたい仕事に合わせてプログラミング言語を学ぶこともできそうです。コンシューマーゲームからソーシャルゲームに活躍の場を鞍替えするときにはC#を勉強する、といったキャリアプランも考えられるでしょう。

ゲームプログラマーの仕事内容

ゲームプログラマーの仕事は当然ゲームをプログラミング・開発することですが、実際のプログラミング作業以外にもやるべきことがあります。最終的にゲームが問題なく作動するかを左右する仕事ですから、ゲーム制作全体に責任を負っているともいえるでしょう。

万一ゲームにバグが存在するようなことがあれば開発元の評価やイメージは一気に下落してしまいます。そうした問題が起こるとたちまちネット上で大きな話題になってしまうだけでなく、サイト上で修正ファイルをアップロードするといった対策が必要になります。こうしたことが起こらないためにも、プログラマーにはちゃんとゲームが動く、という当たり前のことが当たり前に機能する環境を開発することが求められるわけです。

開発環境を整える

まず開発環境を整える。ゲーム開発は一人のプログラマーが黙々とプログラミングを行うわけではありません。規模の大きなゲームともなると、多くのスタッフが関わったうえでプロジェクトが推進されていきます。プログラミング作業はそのプロジェクトのひとつの部署として作業を行っていくことになります。

その全体の作業がスムーズに進むための開発環境を整えていきます。基本的にはプログラマーやディレクターのポストに就く人が全体の統括・管理を行う形になりますが、プログラマーも現場の人間として開発環境に関して意見を言うこともあります。納期内にプログラミングができるのか、他のデザイナーなどとの作業とうまくリンクしながら作業を進めていくことができるのか。プログラミングはプログラミングだけ行っていればよいのではなく、全体の作業の一部として他の部署とうまく連携しながら進めていく必要があるのです。

プログラミングを行う

そして実際のプログラミング作業です。仕様書に基づいてプログラミングを行っていくわけですが、先述したように通常は複数のプログラマーが役割分担をしたうえで作業を進めていきます。ゲームシステムそのものの構築、戦闘シーンの動作、効果音やサウンドの設定、画面移動、メニュー画面など細かく細分化したうえで担当が決められますが、それぞれが問題なく機能するよう現場で全体像を把握したうえで作業を行っていく必要があります。

またこのプログラミング作業では効果音やサウンドを担当するクリエイターやデザインを担当するデザイナーと協力していく必要もあります。プログラマーの仕事が世間で思われているような「閉じこもった空間で黙々とプログラミングをしている」ものとはかけ離れていることが理解できるでしょう。

デバッグを行う

プログラミングを行ったら次はデバック。プログラミングしたものがしっかり動作するかどうかを確認していきます。ゲームはプレイヤーがさまざまな動作・選択する自由度の高さが特徴のため、あらゆるシチュエーションを考慮したうえで不具合がないかどうかをチェックしていきます。例えば画面Aから画面Bに移行する時には問題なくプログラミングが作動するのに、画面Cから画面Aに移行する時には不具合が生じてしまうといったケースもあるのです。

時々ゲームの中にはプログラマーが想定していなかったプレイヤーの動作によって不具合が生じてしまうケースもあり、そんな時には「ちゃんとデバックしてなかったな」などと批判されてしまいます。 非常に根気がいる作業で、もし不具合が生じた場合にはその都度修正していきます。これが最終的なゲームの品質、さらには評判を決める要素といっても過言ではありません。

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ゲーム業界の種類とスキル

かつてゲーム業界と言えばもっぱらコンシューマーゲーム、ついでゲームセンターのイメージがありましたが、それはすでに過去の話、先ほどもゲーム動向で触れましたが、現在ではオンラインとスマホで開発されたゲームが圧倒的なシェアを占めています。

コンシューマーゲーム業界

市場規模の面では後述するオンラインゲーム業界、スマホゲーム業界に押され気味ですが、世間的な影響力・話題性といった点ではまだまだ「ゲーム業界の中心」といっても過言ではないでしょう。PlayStation(プレイステーション)、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)、3DS、Xboxなどゲームファンでなくても広く知られているような作品の多くはコンシューマーゲームとして発売されているものです。大作ゲームが多く、開発に時間がかかる一方、最先端の技術、ゲーム業界でもっとも活躍している人材が集まって開発が行われることが多く、プログラマーとして参加することでよい経験を積む機会にもなります。また転職の際にも、有名なコンシューマーゲームの開発経験があれば大きな武器になります。

オンラインゲーム業界

ゲームプログラマーの求人が多く、市場規模の面でもゲーム業界を盛り上げているのがこのオンラインゲームです。ブラウザだけでプレイできる手軽なものが多い一方、さまざまなアイテムを集めるなど「やり込み要素」にあふれているのが大きな特徴です。近年では大ヒットを記録してコンシューマーゲームに負けない知名度を持つタイトルも増えています。

コンシューマーゲームに比べると開発期間が短い一方、高度な技術が導入したうえで開発されることが多く、ゲームプログラマーとして経験を積むのに適している面もあります。まずオンラインゲームを手掛けている会社の会社員として経験を積み、後にフリーランスへ転身を目指すといったキャリアプランも考えられるでしょう。

スマホゲーム業界

近年急速に需要が伸びているのがスマホゲーム業界です。ゲームプログラマーの求人も非常に多く、中心的な需要をつくりだしています。スマホゲームはタップ操作などから手軽で簡単にプレイできるのが特徴で、技術やデザイン面の魅力よりもアイデア勝負の面があります。長く楽しむより短時間で適度な満足感を楽しめる点が重視されることが多く、プログラミングもそれほど複雑ではない傾向が見られます。

そのため比較的経験が浅いプログラマーが採用されるチャンスも多く、フリーランスが活躍する場も多いのが特徴です。この業界で経験を積んで手応えを掴んだらオンラインゲームにチャレンジしてみるといったルートもよいかもしれません。

ゲームプログラマーの年収

ゲームプログラマーの年収はどの程度なのか?業界によって多少の差が見られるものの、全体としてはそれほど大きな差はなく、300~450万円程度と言われています。大変な仕事というイメージがあるわりにはそれほど高くないと感じる方も多いでしょう。

この職業の場合、プログラマーからゲーム制作者、プロデューサーやディレクターといった現場を統括する立場に転身することが多く、全体の平均年齢が低いというのもこの平均年収の原因になっていると考えられます。ですからプログラマーを土台に、より高収入のポストについている人も少なくありません。

正社員の平均年収

先ほども触れたように、この職種では正社員よりもフリーランサーの年収が高い傾向が見られます。正社員のゲームプログラマーは比較的若く経験が浅いため、年収も低めになる傾向があるからです。20代~30代で年収300万~400万円程度が相場です。

フリーランス案件の単価相場

フリーランス案件の単価相場は開発期間によって左右されます。大作ゲームともなると一年単位で作業をする必要も出てきますから、その分単価が高くなり数百万円といったケースも出てきますし、スマホゲームの場合は短期間の案件で40~60万円程度が相場です。

ゲームプログラマーになるには

ゲームプログラマーになるには当然プログラミング言語など専門的なスキル・知識を備えていることが大前提です。ですからまずその知識・スキルをどう身に着けていくかがスタート地点となるでしょう。

ルートは主に3つ考えられます。まず情報科学系の大学や短期大学に進学して学ぶこと。専門的な知識をしっかり時間をかけて学ぶことができるのが魅力ですが、どうしても学費などの面で負担が大きくなります。

それからプログラミングの専門学校に進学すること。ゲームプログラミングの特化した学校もありますから、必要な分野を集中的に学ぶことができます。できるだけ負担をかけずに早くゲームプログラマーになりたいと思っている方はこれが一番の選択肢かもしれません。

そしてもうひとつは独学で学ぶ方法。決して不可能な方法ではありません。どうしても学ぶ効率という点で進学に比べると劣りますが、自分のペースで学ぶことができる、学費などの負担が少ないと言ったメリットもあります。ただ一昔前に比べてこのルートは少なくなっているのも事実です。

ゲーム製作会社に就職する

ここまで知識・スキルを身につければゲームプログラマーとしてやっていける、といったはっきりとしたボーダーラインはありません。ですからどんなルートで知識・スキルを学ぶ場合でも、ある段階で就職先を探すことになります。あとは現場で実際にプログラミングをしながら学んでいくわけです。

進学の場合は卒業に合わせて就職先を探すわけですが、その際には当然ゲーム制作会社が選択肢となります。ここでどんなゲームを作っている会社を選ぶかでその後のキャリアプランに大きな差が出てくるでしょう。大作ゲーム、多くの人に知られたゲームを作りたいなら大手のゲーム会社へ、ソーシャルゲーム・スマホゲームを作りたいなら比較的新しく頭角をあらわしてきた新進のゲーム会社へ。採用時の収入や待遇だけでなく将来のビジョンも見据えたうえで選ぶことが大事です。

プログラミングを習得しておくと就職に有利

プログラマーになるためのルートで指摘した通りプログラミングの知識・スキルは必須です。完璧にマスターしておく必要はありませんが、まったくゼロでは就職は難しく、C++、C♯の基本的なスキルは身につけておきたいところです。雇う側としては基本が習得できていればいるほど教育に時間とコストをかける必要がないため、採用しやすくなります。

Unityなどのツールでゲームを作ってみる

これは独学や自分での予習・復習の方法として非常に有効なもので、実際に自分でゲームを作ってみましょう。Unityなどのツールで制作が可能です。自作ゲームのコンテストなどもありますし、無料で配布するなどしていろいろな人たちから評価を受ける機会も得られます。

こうした自作ゲームの評判を足掛かりにゲームプログラマーとしてのキャリアをスタートするといったケースも珍しくないのです。

ゲームプログラマーの将来性

ゲームプログラマーの需要そのものがなくなることはないでしょうが、今後需要が変化していくことも予想されます。すでにここ10年程の間に、ゲーム業界の主軸がコンシューマーゲームからオンラインゲーム、さらにスマホゲームやソーシャルゲームへと移行しており、それに合わせてプログラマーの就業環境も変化しています。

今後もこうした業界全体の変化が進んでいくことが予想されますから、プログラマーもそれに対応できるような知識・スキルが求められるでしょう。将来性は決して暗くはありませんが、プログラマー一人一人の適応力や柔軟性が求められそうです。

スマートフォンのゲームアプリ市場が拡大

そんなゲーム業界の将来性を占うのがスマートフォンのゲームアプリ市場の拡大です。この分野でどれだけ活躍できるのか、経験を積む機会を得られるか。いろいろな求人を探しながら自分なりのキャリアプランに基づいて仕事を探していくことになるでしょう。

xR(VR、AR、MR)への期待が高まる

そしてもうひとつ見逃せないのがxR(VR、AR、MR)技術への期待です。xRにより従来とは異なる表現やデバイスへとゲーム開発が展開されるかもしれません。もともとVRを筆頭にゲームの分野で普及が進んでいたxRですが、現在ではさまざまな場面で積極的に活用される機会が増えています。観光名所や施設の紹介など、臨場感あふれるグラフィックはこれからも需要を増していくことでしょう。そうなるとこれらのプログラミングを担当するプログラマーは、ゲームプログラマーの枠にとどまらず様々な就職先で活躍する機会を得ることになります。

ゲームプログラマーの見通しは暗くない

ゲーム業界そのものの衰退を懸念する声も聞かれますが、こうしてみてもゲームプログラマーの見通しそのものは決して暗くなく、幅広い選択肢の中で活躍の場を探しつつ、自分なりのキャリアプランを築いていける環境にあると言えます。また、それだけの自発的、積極的な活動が求められるでしょう。

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