インフラエンジニアの求人案件

インフラエンジニアの求人案件

ITシステムが稼働する基盤環境を支える職業として「インフラエンジニア」があります。クラウド関連の需要が高まるサーバーやデータベース周りの案件で活躍するフリーランスも多く、報酬単価や求人情報、仕事内容について興味のある方も多いのではないでしょうか。

この特集では、インフラエンジニアの求人動向から始めて、フリーランス案件で求められるスキル、給料・年収、さらに今後の動向や将来性まで詳しく見ていきます。

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インフラエンジニアの求人動向

ITの基盤となるインフラストラクチャーの求人は、「ネットワーク」「サーバー」「データベース」などに分類されます。ネットワークエンジニア、サーバーエンジニアは配線など物理機器にも触れる仕事内容で募集がされています。

一方で、データベースエンジニアやクラウドエンジニアはITインフラのチューニングやソフトウェア開発のスキルを備えた人材への要望が増加傾向にあります。AWSなどのクラウドサービスの経験を備えたエンジニアのニーズが非常に高くなっています。

そのように、インフラエンジニアのフリーランス求人は需要こそ高まっている一方、スキルセットによっては収入・報酬の面でやや低めの水準となっています。それだけに求人探しをする際にはいかに条件の良いものを探し出すことができるか、採用を勝ち取ることができるかが重要です。

インフラエンジニアの求人案件

全般的な傾向では単価が低い求人のインフラエンジニア案件も多い

エンジニア職全体の報酬相場に比べインフラエンジニアの単価はやや低めの水準だと言われます。まだ職業としての重要性が広く認知されていない面もありますし、企業の規模や地域によって待遇に大きな差が生じる点などが理由として挙げられます。例えば大都市での案件と地方の案件では似たような仕事内容でも10万円程度の差がついてしまうことも多く、これから報酬がどの程度上がっていくが注目されている状況とも言えます。

同じインフラエンジニアでも、大企業、金融系、ゲーム系は報酬が高い傾向

ただし、インフラ運用の需要が上昇しているのは間違いなく、大企業全般、金融系、ゲーム系などの事業会社を中心にサービスの安定稼働を支えるエンジニア職の必要性が重視される傾向があり、一部の業種では報酬が高い傾向が見られています。単に高いだけでなく上昇傾向も見られるためこれからインフラエンジニアとしてフリーランスで活躍していこうと考えている方はこの分野を中心に案件を探していくとよいでしょう。

また先ほど触れた都市部と地方の格差もこの点とかかわってきます。どうしても大企業やゲーム会社が多い都市部の方が報酬の高い案件が多くなってくるわけです。

インフラエンジニアの仕事内容

設計・構築・運用の3つの分野に分けられると言われるインフラエンジニア。こうした作業を通してITシステムが稼働する環境を構築・維持するインフラ基盤を作るのがおもな仕事です。

インフラ設計

もっとも基本となる仕事ともいえるのがインフラ設計です。サーバやネットワーク環境の基本となるインフラを設計することになるのですが、あくまでクライアントの要望に合わせた設計が求められます。クライアントが何を求めているのか、どのような形で要望を実際に設計に落とし込むのか、柔軟な対応力が求められる部分もあります。

また現在のネットワーク環境は大規模なものも多く、さまざまなスタッフが関わる形で開発・運用が行われるのが一般的です。それだけに設計は自分だけでなく他のスタッフにも理解できるような形で行っていくことも求められています。専門的でしかもわかりやすい、そんな配慮とセンスが求められているともいえるでしょう。

インフラ構築

そして設計の後は構築。必要なソフトウェアや機器を揃えたうえでそれぞれを必要な形に構築していきます。最大の目的は構築されたインフラが問題なく動くのかどうか、単に動くだけでなく様々なシチュエーションを想定したうえで予期せぬ問題が起こらないかどうか、あえて負荷をかけての動作テストなども行われます。

現代ビジネス・ネットワークでは膨大なデータを扱うことでシステムに負荷がかかることも多く思わぬ形で動作に異常をきたしてしまう恐れもあります。そうした環境の想定に入れたうえで問題なく動作するインフラの構築が求められるのです。

インフラ運用

インフラは構築しただけでなく問題なく動かし続けることが大事。それだけにインフラ運用もインフラエンジニアの大事役割となっています。安定して稼働させるのはもちろん、万一問題が発生してしまった場合のトラブルシューティングやキャパシティ管理なども求められます。つねに問題なく稼働し続けるのが大前提だけに動かなくなってしまう、業務に支障をきたしてしまう、さらにはデータが失われてしまうといった不測の事態は絶対に避けなければならないのです。

インフラエンジニアの種類

そんなインフラエンジニアは担当する領域や業務内容によっていくつかの種類に分けることができます。それぞれに求められる専門知識や適性に違いも見られます。

ネットワークエンジニア

ネットワーク環境の設計・構築を担当するのがネットワークエンジニアです。構築作業ではケーブルの配置なども含め、機器の操作もおこないます。設計では、ネットワーク全体が問題なく稼働するために必要な容量を見積り、仕様や要件を決定します。また、ファイアーウォールやルーター、ストレージなどの機器・アプリケーションを適切に使いつつ、安定的に動作しつつ快適にネットを使える環境づくりが主な仕事となります。実際にネットワークを使う人間にとってもっとも身近で影響の大きな分野ともいえるでしょう。

サーバーエンジニア

サーバーの設計や運用を行うのがサーバーエンジニアです。こちらは縁の下の力持ち的な役割で実際にネットワークを使用する人が日ごろその仕事内容を意識することはありません。サーバーはネットワークシステムの基幹ともいえる部分ですから、きちんと稼働していなければ全体がうまく動かなくなってしまいます。それだけに非常に重要な役割と言えるでしょう。

なおサーバーエンジニアはデータベースの設計や構築・運用を兼ねることも多く、より専門知識が求められるだけでなく報酬が高めになる傾向が見られます。

保守・運用エンジニア

インフラの保守・運用を専門に担当するのが保守・運用エンジニアです。こちらは設計や構築とは違い常駐したうえで業務を行う必要があるのが大きな特徴です。ITインフラについては、24時間365日を通して正常に動き続けるのが当たり前とされています。保守・運用エンジニアはインフラ担当者として、その当たり前の環境を維持するための監視やメンテナンス、万一の時のトラブルシューティングや再構築などをおこなうのです。

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インフラエンジニアに必要な知識

当然のことながらIT基盤・インフラストラクチャー関連全般に関する専門知識が求められます。しかもクラウド化の進行もあってサーバー・ネットワークのインフラ環境に変化が見られている面もあるため、最新の知識をつねに学びづけながらニーズに応えられる向上心や柔軟性も求められています。

サーバーの知識

まず使用するサーバーに関する知識。クライアントの要望に応えたサーバーを選択し、それに基づいたインフラ設計を行っていくことになるわけですから、さまざまなサーバーに関する専門知識が欠かせません。

ネットワークの知識

ネットワークの知識に関してはシステム全体の知識に加えてネットワーク製品ごとの知識が求められます。ネットワークの設計、構築に必要な全般的な知識をベースとしつつ、採用するネットワーク製品をしっかり扱うことができる知識も求められるのです。

セキュリティの知識

現代でもっとも求められている知識ともいえるのがセキュリティの知識です。情報の漏洩が現代のビジネスシーンにおいて大きなリスクとなっているだけにネットワーク環境のセキュリティ環境の整備が必須となっています。外部から情報を覗かれてしまう、ウイルスに感染してしまうといったリスクを避けるのはもちろん、内部の人間のミスによる漏洩を防ぐための対策も欠かせません。

しかもセキュリティを厳重にすればするほどシステムに負荷がかかる、システムにアクセスするのが面倒になるといった不便が生じてしまう面もあります。そうした面を軽減しつつセキュリティと使い勝手を両立できるような知識とスキルが求められるのです。

インフラエンジニアに必要なスキル

知識に加えて専門的な知識ももちろん欠かせません。そこには勉強や経験を積んでいく過程で身に着けていくものもあれば、性格的な面での適正が求められる部分もあります。

設計書の作成

まず大前提は設計書の作成。先ほども触れたように、わかりやすい設計書を作るスキルが求められます。専門知識で埋め尽くされたような設計書ではなく、クライアントや一緒に作業する他の職種のスタッフにもわかりやすく理解しやすい設計書を作ることができるか。知識だけではなくコツも求められる部分もあるだけに経験を積みながら身に着けていく部分もあります。

LL言語・C言語

こちらは日々の勉強と経験によってひたすら積み重ねていくものでLL言語とC言語の習得。クライアントの要望や選択肢したネットワークシステムに合わせた言語を使いこなすための知識とスキルが欠かせません。しかも新しい言語も登場しているため、最新の動向をつねにチェックしながら学び続ける向上心も欠かせません。

クラウド・仮想化技術

現在のインフラエンジニアにもっとも求められているスキルともいえるのがクラウド・仮想化技術です。業務の効率化やリスクマネジメントの観点からクラウド化を推進する企業が増えており、従来の自前のサーバを用意したうえでのネットワーク環境に代わる選択肢として注目されています。

これからインフラエンジニアとして生き残っていく、または高単価の報酬を獲得していくためにはこの方面のスキルが必須といっても過言ではないでしょう。最新のクラウドの種類、仮想化技術に求められているメリットなどを踏まえたうえでの設計・構築ができるスキルが必要です。

コミュニケーションスキル

クライアントの要望を前提にそれを設計の段階でいかに組み込んでいくか。韻鰓エンジニアの腕の見せ所です。また大規模なネットワークの構築において他のエンジニアやプログラマー、デザイナーなどと協力していく必要もあります。そうなるとやはり欠かせないのがコミュニケーションスキルです。

わかりやすい設計書の作成ともかかわってくる面ですが、設計したネットワーク環境の内容やコンセプトをしっかり伝え、情報を共有しながら構築・運用を行っていける環境づくりが求められますから、コミュニケーションは欠かせないのです。

障害対応力

トラブルが起こらない環境を作り維持するのが主な役割ですが、それでもトラブル・障害は起こるものです。そんなときに求められるのが障害適応力です。インフラ上のトラブルにはあらかじめ想定できるものと、まったく想定していない形で起こるものがあります。前者だけでなく後者のような不測の事態においても迅速に対応し、適切な形で復旧ができる対応力が欲しいところです。

インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアの平均的な給料の金額が気になる方も多いのではないでしょうか。ここからは、インフラエンジニアの年収事情を紹介します。会社員で働く場合とフリーランスで働く場合、それぞれについてみていきましょう。

正社員の平均年収

IT業界の転職サイト「Find Job」の調査によると、インフラエンジニアの平均年収は456万円とされています。給与相場としても、冒頭でも触れたようにITエンジニアの中では比較的低めな水準とされ400万円~500万円程度が相場と言われています。

ただし、IT業界の人手不足から給与が上昇傾向であることは、インフラ職種も同様です。実際の年収には幅があり、マネジメント経験や希少技術を保有するインフラエンジニアのなかには1000万円以上の年収で活躍する人材もすくなくありません。

また、インフラエンジニアは未経験の求人も多く、経験なしで転職することも可能な職業です。その場合に、年収は300~350万円程度からのスタートとなるでしょう。

フリーランス案件の単価相場

フリーランスのインフラエンジニアの単価相場は、仕事の内容や業種・地域によってかなりばらつきがあります。高いものでは80万~120万円程度にまで達する一方、低いものでは40万~50万円程度の求人案件も募集されています。

フリーランスの年収は、正社員と比べ高くなる傾向にありますが、税金や経費の関係で手取り収入が変動するため注意しましょう。インフラエンジニアのなかでも、サーバーやネットワークのエンジニアよりも、データベースやクラウドエンジニアの単価は、全体に比べてやや高めの傾向がみられます。

フリーランスとしては、大規模サービスのインフラ運用やAWS、Azureなどのクラウド案件は積極的に受けるようにしていくとよいでしょう。

インフラエンジニア案件で高単価を目指すために

高単価を目指すためにはよい求人を探すだけでなく、高く評価される知識や経験を積極的に身に着けていく姿勢も欠かせません。

上流工程やマネジメントの経験

インフラエンジニアとして、より専門的な知識が求められる上流工程の経験はもちろん、マネジメントに携われる立場での経験が高く評価されます。今後エンジニア職のフリーランスではマネジメントの立場で活躍できるかどうかが大きな鍵を握るともいわれています。

業界・業務知識ごとの専門知識

セキュリティやネットワーク・サーバーなどの専門知識やゲーム・金融・Webなどの業界知識、ビッグデータ・分散処理など専門化・高度化が進んでいる面もあるだけに業界・業務ごとに求められる専門知識も欲しいところです。特定の分野でのスペシャリストとして活躍していく道もあるでしょう。

AWSやGCPなどのクラウド技術

先ほども触れたようにクラウド化への対応はこれからのインフラエンジニアの必須スキル。AWSやGCPといったクラウド技術への知識を持っていると高い評価が得られるだけでなく採用のチャンスも広がるでしょう。

インフラエンジニアの需要と将来性

ITシステムや情報基盤が稼働するために欠かせないインフラエンジニアの需要そのものは安定しています。今後役割の重要性が評価されることで報酬・単価が上昇するかどうかがポイントとなるでしょう。インフラ環境の充実は今後ますます重要になっていくのは間違いないだけに将来性にも恵まれていると言えそうです。

インフラ需要は安定している

IT技術の発展にともない、新規の環境構築や維持・運用のためのインフラ需要は増え続けています。自動化技術やAIの進歩により徐々に、システムに置き換わる仕事も増えていますが、それ以上にITの普及が進んでおり、どうしても人手でおこなうべき仕事は残っているのです。インフラエンジニアの仕事がなくなることは当面はないと予想されています。

サーバー管理やネットワークの保守運用、データベースの設計・構築などインフラ需要は安定していますから、コンスタントに案件を獲得しながら経験とスキルを積み重ねて少しずつステップアップしていくキャリアパスを歩むこともできるでしょう。

クラウド化によるプログラミングスキルの重要性

継続的に需要が増加するインフラエンジニアですが、必要とされるスキルにまったく変化がないわけではありません。近年おおきな変化がおこっている領域にクラウドサービスの普及があります。従来は物理機器やOSなどの設定がメインの業務でプログラミングがあまり必要とされなかったインフラ構築などの仕事においても、今後はプログラミングスキルが必要となる状況もでてくると考えられています。

クラウドサービスの需要は今後間違いなく増加していきます。将来にわたり必要とされるインフラエンジニアとなるためにクラウド知識の重要性がましています。

DevOpsの普及

さらに開発担当者と運用担当者が連携したうえで開発を行っていくDevOpsの普及もインフラエンジニアの将来性と深くかかわっています。開発・運用の両方に携われるスキルと経験を持っていればさまざまな業種から高単価で採用されるチャンスが広がっていくのは間違いないでしょう。

同じインフラエンジニアでも、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアという職種で培われるスキルセットと、Web・ゲームなどの大規模サービスを支えるインフラエンジニアのスキルセットは異なります。

DevOpsエンジニアやSRE(サイトリライアビリティエンジニア)を目指す場合は、開発経験を積める仕事や案件を探すとよいでしょう。

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