人材不足のWebエンジニアは高収入が期待できる
IT業界は、システム開発の需要に対して技術者が不足する状況が続いています。経済産業省の調査によると2030年には78.9万人のIT人材が足りなくなるというデータもあります。これに拍車をかけるように20代の若手世代において、IT企業への就職を避ける傾向もみられています。
プロジェクトに求められる専門知識やスキルを持った人材を見つけるのに苦労している企業も多く、専門的な要求に応えられるエンジニアは引っ張りだこな状況にもなっているのです。そのため、フリーランスエンジニアの報酬単価も上昇傾向にあり、Web系の会社で2年程度の開発経験があるエンジニアであれば、即座にフリーランスとして活躍ができ収入アップも期待しやすいといえます。
20代でも気軽にフリーランスとして独立できる
市場全体で人手不足の状況が続いているため、Webエンジニアとして開発経験を持つ人材はどの現場でも強く求められています。1年以上の経験があれば、エージェント経由で案件の紹介をうけられるため10代や20代の若手でもフリーランスとして活動しやすい環境があります。特にAndroid、iOSなどのスマホ開発をおこなうエンジニアや、Ruby、Pythonなどの若手エンジニアはクライアントからも重宝されます。
今後、Web業界のなかでもかなり将来性が高いと考えられているのがSwift、Kotlinなどスマホアプリの開発言語です。これからITのマーケティングはパソコンからスマホへとどんどんシフトしていくことが予想されており、スマホ用のサイトやシステム、アプリケーションの開発に対応できる知識・スキルがWebエンジニアにも求められているのです。
Webエンジニアの種類
こうした専門化・細分化、プロジェクトの大規模の影響もありWebエンジニアにもいくつかの種類が分けられるようになっています。複数の種類に対応できるオールマイティーなWebエンジニアを目指すか、特定の分野のスペシャリストを目指すか、キャリアプランの段階で選択が必要になってくる部分もあります。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webエンジニアのなかでも特にフロント部分の設計や実装を担当する技術者です。クライアントサイドでの処理やブラウザ上での動作は、ユーザーの目に直接触れるため、システムを利用するユーザーの体験(UX)に影響を及ぼす範囲を担当する職種といえます。
仕事ではJavaScriptに代表されるプログラミング言語やHTML、CSSなどのマークアップ言語を用いて大規模なWebサイトやスマホアプリ、ショッピングサイトなどの開発に参加します。
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、主にサーバーサイドの処理を担当する技術者です。ユーザーの目に触れない部分とはいえ、システムが動作するために欠かせない機能をプログラムで記述していきます。Web開発を進めるうえでのサーバー、データベースといった環境構築やIT運用、メンテナンスなどインフラ業務を担当する場合もあります。
例えばネット上のサービスにパスワードやIDを入力してログインする会員機能やネットショップでの注文に必要な決済処理などのシステムを開発します。こうしたシステムでトラブルが生じるとユーザーの利便性に影響しますし、情報漏洩のリスクもあるため企業のイメージダウンの引き金にもなりかねません。それだけにセキュリティや運用面での配慮も必要な仕事です。
Webエンジニアの仕事内容
担当する案件の種類により、同じWebエンジニアでも仕事内容に若干の違いが見られますが、Webサービスの企画・構築しつつネットワークシステムを円滑に動かす役割を担当する点はどの種類でも共通しています。
Webシステムの企画・要件定義
開発初期に行う仕事がシステムの企画・要件定義です。サービスを提供する事業者側で働くのか、受託して納品する開発会社側で働くのかで多少の違いはありますが、開発を進めていくために、納品物として具体的な最終イメージや必要機能や要件をドキュメントにまとめていきます。
IT業界でよくつかわれるウォーターフォール開発のほかに、最近ではアジャイルなどの開発スタイルもあり、開発をおこないながら適切なシステムを作り上げていく形をとることもあります。技術への理解や専門知識はもちろん、ヒアリング力・コミュニケーション能力なども問われる部分です。
Webシステムの開発・実装
そしてWebエンジニアのメインの仕事ともいえるのが、ウェブサイトが動作するためのシステム開発に関連した業務です。プログラミング言語としては、Ruby、PHP、Perlなどを使用する現場が多いです。担当する機能やシステムを実現するために、サーバー、データベース、OSなどWebの専門知識を駆使しつつ、プログラムのコードを記述しながら開発の作業を行っていくことになります。
先ほど触れたフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアで業務が分かれるほか、インフラを担当するデータベースエンジニアやクラウドエンジニアとも共同で作業します。また、Webデザイナーなど他の専門職と連携したうえで作業を行っていくこともあります。
Webシステムの運用・保守
Webシステムは新規の構築だけでなく運用・保守も欠かせません。そのため、追加機能の開発や利用者拡大に伴うパフォーマンスのチューニング、運用監視、ログのモニタリングなどIT保守の業務をおこなうWebエンジニアの需要も高いです。最近では、DevOpsやSREという考え方の影響で、開発チームと運用チームが一緒になってサービス改善のサイクルや安定運用をささえる動きも出てきています。
大規模サービスでは、社会的な影響もおおきく24時間、365日のIT運用が求められるため、そこを自動化するための開発や、セキュリティに配慮した運用スペシャリストが求められるシーンもでていきています。
企業サイトではシステムがダウンした際の機会損失の問題だけでなく、信用問題からも個人情報の流出などユーザー・顧客を巻きこんでしまうトラブルを避けなければなりません。またリピーターを獲得するためには利便性向上も欠かせないでしょう。こうした役割をWebエンジニアが担当することもあります。
なお運用・保守のフェーズでは、システムやサイトの維持だけにとどまらずSEOや広告運用といったマーケティングに関連する開発案件でWebエンジニアが募集されることもあります。
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