Djangoとは
Django(ジャンゴ)はPythonで実装されたWebアプリケーションフレームワークです。2005年7月にニュースサイトの開発、管理の目的で開発され、フレームワークが無償で公開されています。
Djangoの特徴
Djangoの特徴は、Webアプリケーション開発に必要な「ユーザー認証」「コンテンツ管理」「サイトマップ」「RSSフィード」が搭載されており、ニュースサイトやSNSなどのWebアプリケーション開発を短縮できます。YouTubeやInstagram、DropBox、SpotifyなどのWebアプリでも使用されていることでも有名です。
メモリベースのキャッシュサーバーMemcachedが備えられているため、ページの読み込み時間を大幅に短縮・高速化できます。そのため、高速処理が要求される大規模サービス開発にもおすすめです。 クロスサイトスクリプティングやクロスサイトリクエストフォージェリ、SQLインジェクションなどの基本的なセキュリティ対策も組み込まれています。
DjangoとPythonの関係
DjangoはPythonを使用してアプリ開発する際に利用されるフルスタックフレームワークです。 Pythonエンジニアがアプリ開発するために必要なものが全て含まれているDjangoを活用すれば、アプリ開発の効率化ができます。 別のフレームワークを使用するために別のプログラミング言語を記述するという手間が省けるようになるため、アプリを早く開発したい方はDjangoを扱えるようになっておきましょう。
他のフレームワークとの違い
Pythonフレームワークは、Django以外にもFlaskやBottleなど、さまざまなものが存在します。 Djangoが他のフレームワークと大きく異なる点は、Webアプリケーションを開発するために必要なものが全て含まれていることです。他の機能を追加したい場合は、Django REST frameworkの拡張機能を使用できます。そのため、アプリケーションエンジニアはDjangoを扱えるようになっておくと、キャリアが形成できます。
アプリケーション開発では、要件定義や設計書を参考にしながらコーディングし、アプリを開発していきます。アプリをコーディングしたらテストを行い、要件通りに稼働するか確認することも仕事です。Djangoエンジニアがお客様にアプリ開発の目的を聞いて、要件定義や設計書作成をすることもあります。
アプリケーションをリリースしたら、モニタリングして監視します。不具合が発生したら、トラブルシューティングの作業を行います。また、ユーザーからアプリケーションに対する要望が出てくることもあるでしょう。ユーザーの声を拾い、新機能を追加したり、サービス改善したりするのも主な仕事です。
フルスタックエンジニアとして活躍が期待される場合は、サーバー、ネットワークの設計なども併せて行います。つまり、アプリ開発のプログラマーとしてのスキルだけでなく、セキュリティやクラウド、サーバに関する知識が必要です。しかし、アプリケーションエンジニアが、システムまで担当するのは極めて稀です。
PythonエンジニアがDjangoを扱えるようになると、どのような仕事が獲得できるのでしょうか?ここでは、Django案件の動向・傾向をご紹介します。
Djangoエンジニアの仕事内容
アプリケーション開発
アプリの保守・運用
システム開発
Django案件のフリーランス求人動向・案件傾向
AI・機械学習分野の案件が多い
PythonエンジニアでDjangoが扱えれば、AI・機械学習分野の案件が獲得しやすくなります。
Webアプリケーションは実装後に新しい機能を追加することも多いため、文法がシンプルで可読性が高く、拡張性に長けたGo言語が活躍しやすい分野でもあります。処理速度の速さから、大規模なWebアプリケーションに対応できるのも魅力です。
[AI・機械学習分野の案件例]
- AIの教師データプラットフォームの開発
- AIベンチャー企業のWebアプリ開発
- 業務自動化システム開発
AI・機械学習分野の案件が多いため、興味がある方は絶好の機会です。しかし、案件の多くが「PythonでのWebアプリケーション開発経験(3年以上)」と条件が定められているため、Pythonエンジニアの経験を積んでおくことおすすめします。
案件は比較的高単価
Django案件は高単価です。案件により単価は異なりますが、フリーランス案件の平均単価は月70~80万円です。つまり、年収800万円~900万円稼ぐことができます。
リモートワーク案件も多い
Django案件はリモートワーク案件も多いです。要件定義書や設計書に沿ってアプリケーションを開発するためリモートワークで仕事ができます。案件の約半数がリモートワークとなっています。
そのため、地方に住みながらDjangoエンジニアとして活躍したい、旅をしながらDjangoエンジニアとして働きたいとお考えの方におすすめです。