フリーランスエージェントは複数登録すべき!その理由や注意点まで徹底解説!
フリーランスとして活動していくにあたり、「フリーランスエージェントに複数登録しても良いの?」「どのフリーランスエージェントに登録するべき?」といった点について悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、フリーランスエージェントに複数登録するべき理由や、複数登録する場合に押さえておきたい注意点について解説していきます。
目次
フリーランスエージェントは複数登録すべき!その理由とは
さっそくですが、フリーランスエージェントに複数登録するべき5つの理由について見ていきましょう。
案件の選択肢が広がる
フリーランスエージェントは、提携しているクライアント企業からの案件をフリーランスに紹介してくれるサービスです。そのため、エージェントごとに提携しているクライアント企業も異なり、A社では提携のない企業の案件も、B社であれば紹介してもらえるといったことも可能となるのです。このように複数登録することで案件の選択肢が広がり、1社のみ登録しているケースよりも、希望条件に合った案件を受注しやすくなるでしょう。
条件交渉が可能になる
複数のフリーランスエージェントに登録することで、案件の単価相場などを把握することができます。場合によっては、他社の条件を踏まえて条件交渉をすることもできるでしょう。また、同じ案件の募集が複数のフリーランスエージェントでかけられている場合もあります。ただしエージェントごとにマージン設定なども異なるため、フリーランスに支払われる報酬額や条件に差がついていることがほとんどです。こうした際も、フリーランスエージェントを複数登録しておくことで比較検討でき、より好条件で案件を受注しやすくなります。
ブランクや仕事がないリスクが減る
フリーランスで働く際にもっとも気になるのが、仕事がなくなるリスクでしょう。その解消策の一つとなるのが、フリーランスエージェントに複数登録し、案件候補自体を増やすことです。複数登録により仕事がなくなるリスクを軽減すると、余分なストレスを抱えずに仕事ができるメリットがあるといえます。
エージェントごとのサポートを受けられる
フリーランスエージェントでは、各社独自のサービスやサポートを提供しています。例えば、ある企業では確定申告用の会計ソフトを無料で利用できるようにしていますし、別の会社ではスキルアップの機会を頻繁に設けたりと、その内容はさまざまとなっています。これらのサービスの中には、登録するだけで受けられるものもあり、複数社に登録すると、それぞれのサポートが受けられます。
エージェントとの相性を確かめられる
たいていのフリーランスエージェントでは、担当者がつくことで、案件探しや稼働中のサポートをする体制をとっています。そこでカギとなるのが、担当者との相性です。自分の得意分野や希望を担当者がどれだけ理解し、それに沿った対応をするかどうかは大切なポイントです。一企業のみに登録していると、相性の良しあしに気づかず、自分が求める方向性とは違う案件を紹介され続ける場合もあります。エージェントとの相性を確かめる意味でも、複数社に登録することをおすすめします。
フリーランスエージェントを複数登録するデメリット
フリーランスエージェントに複数登録するメリットは多いですが、デメリットもいくつかあります。ここでは、複数登録するデメリットについても見ていきましょう。
連絡などの手間が増える
フリーランスエージェントに登録すると、自分につく担当者とのコミュニケーションが発生します。複数社に登録すれば、それぞれの担当者とやり取りをする必要が出てきますので、自然と連絡の手間も増えてしまいます。こうした点は、1社登録の場合にはないデメリットと言えるでしょう。特にフリーランスの場合、進行中の業務と同時並行でエージェントとやりとりをする必要がありますので、プライベートの時間を確保する意味でも、都合のよい時間帯を伝えておくなどしておきましょう。
確定申告が大変になる
フリーランスで働く人は、基本的には確定申告する必要があります。登録しているフリーランスエージェントが多く、年間を通して複数社で仕事を受注すると、確定申告の際にそれぞれのエージェントから受け取った報酬を確認しなければならなりません。そのため、結果として確定申告に関連した事務作業の手間が増えます。ただし、日ごろから案件管理や帳簿づくりをしておけば、多くの場合、確定申告のタイミングでもそれほどの負担にはならないようです。会計ソフトなどを使い、こまめに管理しておくことがカギになります。
多くの案件を獲得できるわけではない
フリーランスエージェントに複数登録すると、より多くの案件を紹介してもらえる可能性は高くなります。しかしながら、複数社に登録しても、スキルや条件によっては、自分が考えているほど多くの案件を紹介されない場合もあります。登録して発生する手続きや手間と、獲得できる案件の量のバランスを考え、登録先を決めるとよいでしょう。
良いフリーランスエージェントのチェックポイント
フリーランスエージェントに複数登録するにしても、自分にマッチしたものを頼りたいものです。では、良いフリーランスエージェントをどのように見分けたらよいのでしょうか。ここからは、チェックポイントとなる4つの点を紹介していきます。
自分のキャリアアップや希望に合った案件を紹介してくれるか
フリーランスとして働いていくにあたり、キャリアアップを図っていきたいと考える人も多いでしょう。そのため、将来を見越してキャリアアップにつながる案件を紹介してくれるフリーランスエージェントは登録する価値があるといえます。
また、フリーランスで働こうと考える方は、報酬や働く時間などにこだわる方が多いかもしれません。自分が大事にしている希望条件を最大限考慮し、場合によっては、仕事先となる企業に掛け合ってくれるようなエージェントとは、長いお付き合いができるでしょう。
営業担当者のコミュニケーション能力や交渉力は問題ないか
エージェントによっては、フリーランスのサポート担当者と営業担当者が異なることがあります。そのため、営業担当者と直接話す機会が少ないケースもありますが、営業担当者のコミュニケーション能力や交渉力の見極めは大切です。営業担当者の能力により、案件参画や単価交渉、契約を継続できるか否かが変わってくるからです。営業担当者のコミュニケーション能力や交渉力が乏しいと、希望にきちんと向き合ってもらえないばかりか、クライアントとの交渉も期待できません。案件が紹介され、営業担当者と直接面談する際には、パーソナリティや力量に着目したいものです。
スキルシートの情報を適切に扱っているか
フリーランスエージェントに登録する場合、自分の経験や能力をまとめたスキルシートの提出を求められることがほとんどです。そして、エージェントは、そのスキルシートを元にクライアントと交渉し、案件に参画できるよう尽力してくれます。ですが、クライアントとの交渉で使うスキルシートが適切に扱われず、場合によっては経験やスキルが水増しされて書かれることもあるようです。そのようなスキルシートを使って案件を獲得しても、実際に業務を行った際に思ったほどの実力がないと判断され、途中退場となったり、契約が継続されないケースがあります。
自分の実力やスキルに合った案件を獲得し、自分に合った仕事を長期にわたって行えるよう、スキルシートの情報を適切に扱うエージェントを利用するのが賢明です。
相性が合っていると感じられるか
エージェントや担当者との相性は重要です。信頼できると思える相手とでないと、腹を割った話はしにくいですし、自分の悩みや疑問点を積極的に伝えることは難しいでしょう。自分の担当者と馬が合わないと感じる場合は、エージェントの相談窓口などに依頼して変更してもらうのも良い方法です。
フリーランスエージェントを複数登録する際の注意点
複数のフリーランスエージェントに登録し、それぞれと良い関係を維持していくためにできることはいくつもあります。こちらでは、主に3つの点を見ていきます。
スケジュール管理をしっかりする
複数のフリーランスエージェントに登録すると、案件獲得の進捗など、スケジュール管理が煩雑になることは避けられません。複数社に登録するメリットは大きいので、スケジュール管理は仕事の一つと考え、自分でしっかり行うのが大切です。スケジュール管理がしっかりできないと、進捗が遅れ、案件獲得に時間がかかることもあるからです。
複数登録していることを伝えない
フリーランスエージェントに複数登録しても、それぞれのエージェントにそのことを伝える必要はないといえます。逆に、複数登録していることを伝えると、エージェント側の自分に対する優先度が下がり、紹介される案件数が減るなど弊害が出てくる可能性があります。同時に別会社から複数の案件が紹介されるケースでは、エージェントに複数登録しているというよりも、別案件に携わっていると伝えた方がスマートかもしれません。
担当者への連絡を忘れないようにする
フリーランスエージェントの担当者とは、こまめに報告・連絡・相談し、信頼関係を築いておくことをおすすめします。報連相がしっかりできる人は、信頼が置ける人として、案件を積極的に紹介してもらえる確率が上がります。別の案件で得た経験や、勉強して獲得したスキルなどの情報を担当者に逐一伝えておくと、思ってもみなかった案件が紹介されるケースもあります。
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