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Javaエンジニアとは?仕事内容や必要なスキル、需要、キャリアパスを解説!

「Java」というプログラミング言語をご存知でしょうか?Javaは人気のあるプログラミング言語の1つで、さまざまな業界で広く利用されています。

この記事では、Javaをメインに扱うJavaエンジニアについて解説します。Javaエンジニアの仕事内容や必要なスキル、需要やキャリアパスについて解説します。これからエンジニアを目指す方はぜひ参考にしてみてください。

Javaとは

Javaは、汎用性が高く人気のあるプログラミング言語です。企業で使われている大規模な業務システムから、ゲームやスマホアプリまで幅広く利用されています。Javaは一度書いてしまえば、JVMと呼ばれるソフトウェアを用いてどのようなコンピュータでも実行できてしまいます。環境を問わずに実行できるため汎用性が高く、需要の幅が広いのがJavaの魅力です。

Javaはその汎用性の高さから、世界で最も利用されているプログラミング言語の1つとしても知られています。オランダのソフトウェアベンダー「TIOBE」が発表しているプログラミング言語の人気ランキングでは、JavaはPythonとC言語に続いて3位にランクインしています(TIOBE Index for November 2022)。Javaは汎用性が高いため需要が高く、エンジニアも重宝される傾向にあります。

Javaエンジニアの仕事内容

Javaエンジニアの仕事内容を紹介します。Javaはさまざまな現場で使われているため、Javaエンジニアの仕事も多岐にわたります。ここでは、Javaエンジニアの代表的な仕事内容について詳しく見ていきたいと思います。

システム開発

システム開発は、Javaエンジニアの代表的な仕事の1つです。Javaは特に企業の業務システム開発によく使われています。人事や経理など企業の基幹業務を一元的に管理する基幹システムや、運送会社で使われる配送管理システム、金融機関で使われる金融取引のシステムなどが代表的なJavaシステムです。

企業の大規模なシステムには安定性が求められるため、動作が安定しておりエンジニアも豊富なJavaでの開発が向いているのです。

Webサイト制作

Webサイトの制作にもJavaが使われています。Webサイトの多くは、ユーザーが実際に見て操作するフロントエンドと、サーバーが処理を行うバックエンドに分かれます。フロントエンドではHTML/CSSが主に使われますが、バックエンドでJavaをはじめとする言語が使われています。Webサイトは数が多く、今後も需要が見込まれる分野でもあります。

ゲーム開発

Javaはゲーム開発にも使われるプログラミング言語です。ゲーム開発に特化した言語、という訳ではありませんが、その汎用性の高さからJavaで開発されているゲームも多数あります。有名なタイトルとしては、「Minecraft」もJavaで開発されたゲームの1つです。ゲーム開発に関心がある方も、Javaエンジニアを検討してみることをおすすめします。

Webサービス開発

Webサービス開発も、Javaエンジニアの代表的な仕事の1つです。近年Webブラウザ上で動くWebサービスは需要が高まっています。Webサービス開発と言えばPHPが主流でしたが、近年ではJavaを使った開発もよく行われています。例えば、TwitterやEvernoteなどの有名WebサービスもJavaで作られています。

他言語のJava移行

他の言語で開発されていたシステムやアプリをJavaに移行するのも、Javaエンジニアの仕事です。この場合は、JavaエンジニアにはJava以外のプログラミング言語に関する知識も求められます。

例えば、Twitterは元々Rubyという言語を使って書かれていましたが、処理性能の高さや保守性の高さを理由にJavaへの移行が行われました。(参考:Twitterが、Ruby on RailsからJavaVMへ移行する理由

Javaエンジニアに必要なスキル

ここでは、Javaエンジニアに求められるスキルについて解説します。市場価値の高いエンジニアになるためには、もちろん高度なスキルが求められます。Javaエンジニアとして働くために、最低でも身に着けておきたいスキルについて一つずつご紹介します。

Javaプログラミングのスキル

Javaプログラミングのスキルがなければ、Javaエンジニアとして活躍することはもちろんできません。一般的に、Javaは記述ルールやコードの量が多く、プログラミング初心者の学習難易度は高いとされています。また、Javaは汎用性が高くさまざまな現場で使われるため、開発する対象に合わせたプログラミングスキルも必要になります。需要は高いものの、習得には相応のコストがかかることは押さえておきましょう。

Javaフレームワークのスキル

フレームワークとは、開発を効率的に進めるために必要な機能を用意したテンプレートのようなもので、フレームワークを利用することで一からコードを書く部分が少なくなり、多くの開発現場で利用されています。

Javaにも多くのフレームワークがあり、Javaエンジニアとしてシステム開発やアプリ開発に携わる際には必須のスキルとなります。基本的な特徴や使い方を理解しておかなければなりません。

オブジェクト指向設計のスキル

Javaの大きな特徴の1つが、「オブジェクト指向」のプログラミング言語だということです。オブジェクト指向とは、データとそのデータに対する処理とを1つのオブジェクトと捉え、その組み合わせでシステムを構築していく考え方のことです。

Javaはオブジェクト指向の代表的なプログラミング言語です。Javaのメリットを最大限に活かすためには、オブジェクト指向設計のスキルは必須になります。とは言え、特にプログラミング初心者の場合は、オブジェクト指向は理解や習得に時間のかかるスキルです。初心者の方は、まずはJavaの基礎的なスキルの習得を目指しましょう。

Javaエンジニアの需要や将来性

一般的な見方として、Javaエンジニアの需要は高く、将来性も期待されています。求人件数もJavaに関するものは多いと言われていますが、ここではJavaエンジニアに需要や将来性が期待されている理由について見ていきます。

Javaは大規模開発に使われることが多い

大規模開発で使われることが多いJavaは、今後も需要が見込めるプログラミング言語です。汎用性が高く動作が軽いJavaは、企業の基幹システムや金融機関の取引システムなど、大規模なシステムでも使われています。

今後もJavaを使った大規模開発は盛んに行われることが予想されます。大規模なシステムの開発には多くの人員が必要とされるため、Javaエンジニアも多数必要とされるのです。

JavaはAndroid向けアプリでも多用される

JavaはAndroidアプリの開発にも使われています。2022年現在、スマートフォンのOSのシェアは、日本ではiPhoneの方が高くなっていますが、世界的にはAndroidが高いのが現状です。(参考:世界40カ国、主要OS・機種シェア状況 【2022年5月】

実は、現在リリースされているAndroidアプリのほとんどはJavaを使って開発されています。そのため、Androidの需要が維持されている限りは、Javaエンジニアにも高い需要が期待できるのです。

Javaエンジニアのキャリアパス

Javaエンジニアのキャリアパスを紹介します。Javaエンジニアの主な仕事はシステム・アプリ開発ですが、プログラマーだけがJavaエンジニアのキャリアではありません。ここではJavaエンジニアのキャリアパスとして、代表的な3つの職種について詳しく解説します。

プロジェクトマネージャ

プロジェクトマネージャは、プロジェクトのスケジュール管理や他部署やクライアントとの連携といった管理業務を担います。多くのプロジェクトに携わってエンジニアとしてのキャリアを積む必要があり、正確な調整のためにコミュニケーション能力も求められます。「プロジェクトマネージャ試験」という国家資格もあるため、Javaエンジニアとしてさらなるキャリアアップを目指したい方は受験を検討してみると良いでしょう。

システムアーキテクト

システムアーキテクトは、システムの設計を行うエンジニアのことです。システム設計では、プログラミングはもちろん、コストや顧客の要望、経営戦略との折り合いも考えられなければなりません。Javaに関する知識だけでなく、システム開発についての幅広い知識が求められるキャリアです。こちらも「システムアーキテクト試験」という国家資格があるため、キャリアアップを目指す方は受験を検討してみることをおすすめします。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、プロジェクトマネージャやITコンサルタントよりもさらに進んだキャリアパスです。ITの専門家としての視点から、企業の経営や事業について助言をする職種を指します。

経営に関する知識が求められるため、ITコンサルタントを目指す場合は、IT以外にも経営や事業に関する知識を身につけなければなりません。Javaは汎用性が高いプログラミング言語のため、Javaエンジニアとしてのキャリアがあれば、ITコンサルタントとして広く活躍できるチャンスもあるでしょう。

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