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Djangoの副業は稼げる?単価相場や案件の探し方、必要なスキルを解説

Djangoの副業は稼げる?単価相場や案件の探し方、必要なスキルを解説

最近は副業を認めている企業も増加し、副業にチャレンジしてみたいと考える方も増えてきました。ITエンジニアは在宅でできて高単価なため、人気のある副業のひとつです。

本記事では、ITエンジニアの副業のなかでもDjangoエンジニアの副業に焦点を当てて詳しく解説します。Djangoを既に習得していて副業を考えている方や、これからDjangoを習得しようと考えている方は参考にしてみてください。

Djangoとは?

DjangoとはWEBアプリケーションの開発で使用されるPythonのフレームワークです。フレームワークとはWEB開発でよく使われる機能をあらかじめ枠組みとしてセットしたツールのことです。フレームワークを利用すると、プログラムの基本的な部分は自動作成されるため効率的な開発ができます。

Djangoは、よく使われる機能があらかじめセットされているため、開発の効率化だけでなく汎用性が高いというメリットもあります。さらに、パスワードの暗号化によりWEBサイトをサイバー攻撃から保護する特徴もあり、WEB開発の現場でよく使用されるフレームワークです。

エンジニアがDjangoで副業をするメリット

Djangoは使用言語がPythonであるため、Pythonを活用できるおすすめの副業です。学習の難易度としても、Pythonを習得している方なら学習しやすいでしょう。Djangoの副業には下記の5つのメリットがあります。

  • 最新サービスや技術に触れられる
  • 興味のある分野の仕事ができる
  • 比較的案件単価が高め
  • リモートワーク案件もある
  • フリーランスへの足掛かりになる

では、Djangoの副業を行うメリットについて詳しく解説していきます。

最新サービスや技術に触れられる

Djangoを活用する案件は、WEB開発が中心です。SaaSの開発のような最新サービスの開発に携わる案件が豊富で、最新サービスや技術に触れられる点がメリットと言えます。

また、最新のサービスや技術に触れられる環境では、情報のキャッチアップもやらざるを得ない状況になります。ITエンジニアは日々進歩し続ける知識や情報のキャッチアップが必須です。Djangoの副業を行うことで最新技術に関する知見が深まり、ITエンジニアとしてのレベルアップにも効果的です。

興味のある分野の仕事ができる

副業の場合、自分の裁量で興味のある案件に応募できる点が本業との違いでありメリットです。Djangoは様々な業種・業界のWEB開発現場で使用されており、クライアントの業種・業界も様々です。幅広い分野の中から自分が興味を持った分野の案件に携わることもできるでしょう。

また一般的に、裁量権があると仕事にやりがいを感じやすくなると言われています。自分が興味を持った分野でやりがいを感じながら働きたい方にDjangoの副業はおすすめです。

比較的案件単価が高め

Djangoの副業は案件単価が比較的高いこともメリットです。Djangoの案件は開発が中心であり、開発案件はコーディングなどの案件と比べて単価が高い傾向にあります。よって、副業で高収入を目指したい方にはおすすめの副業と言えます。

ただし開発案件は案件単価が高いぶん、技術面での高度なスキルが求められます。場合によってはプロジェクトチーム内の関係各所への調整などの業務も発生するため、コミュニケーション能力も必要です。

リモートワーク案件もある

副業案件を探す場合、本業の妨げにならないことが重要です。Djangoの案件はリモートワーク案件も豊富なため、副業として稼働しやすいと言えます。なお、副業案件を探す場合はリモートワーク可能かに加えて稼働時間が本業の妨げにならないものを選びましょう。

フリーランスへの足掛かりになる

Djangoの副業はフリーランスへの足掛かりにもなります。将来的にフリーランスを目指している場合は、実績を積めるよい機会です。

いきなりフリーランスとして独立するのはリスクが高いと考える方もいるでしょう。そういう方は、まず副業としてリスクが少ない状態から始めてみることをおすすめします。副業であれば本業の収入があるため、収入面での不安がない状態でDjangoエンジニアの案件に取り組むことが可能です。

Djangoの副業案件の単価相場

Djangoエンジニアの案件単価は月額で70万~80万円がボリュームゾーンです。副業の場合でも単価相場に変化はありませんでした。

Djangoエンジニアは開発案件のような上流工程の案件がほとんどで、結果的に単価相場が高い傾向にあります。スキルや実績次第ですが、週に2~3日の稼働で本業と同等かそれ以上の収入を得ることも可能です。前項目でも解説しましたが、収入面でのメリットが大きい副業と言えるでしょう。

副業の案件例

実際にどのようなDjangoの副業案件があるのか、気になる人もいるでしょう。ここからは、副業の案件例をいくつかご紹介していきます。

案件例|IoT自動車関連サービスのバックエンド開発

内容
職種 エンジニア
単価目安 ~¥650,000/ 月
業務内容 ユーザー向けモバイルアプリと、オーナー側管理システムのバックエンド開発
必須スキル ・Pythonでの開発経験3年以上
・Djangoでの開発経験
・英語でのコミュニケーションに支障のない方

案件例|同時通訳システム開発

内容
職種 エンジニア
単価目安 ~¥600,000/ 月
業務内容 同時通訳サーバ構築とシステム開発
必須スキル ・Docker Compose、DockerFileによるDockerの構築ができる
・Dockerコマンドを利用できる
・ECSでのDocker運用経験(OPTIONAL)
・AWSのクラウド コンソールまたはCLI利用経験がある
・Linuxの基本操作ができる

案件例|Webサービスのバックエンドエンジニア

内容
職種 バックエンドエンジニア
単価目安 ~¥850,000/ 月
業務内容 建設現場等の報告管理業務を効率化する新機能開発
必須スキル ・Djangoの設計開発経験
・AWS環境での設計開発経験

Djangoの副業案件を探す方法

Djangoの副業案件を探す方法は副業エージェントサービスやクラウドソーシングサイトなど多数あります。ここでは代表的な方法を4つ紹介し、詳しく解説していきます。

副業エージェントサービス

副業エージェントサービスとは希望条件やスキルに合った案件をエージェントが紹介してくれるサービスです。副業エージェントサービスの多くはフリーランス案件を中心に取り扱っていますが、週2日から稼働できる案件やフルリモート案件などの副業に適した案件もあわせて取り扱っているところも多数あります。

副業エージェントサービスはゼロから営業する場合に比べて効率よく案件を探せます。また、非公開求人を扱っている副業エージェントサービスも多く、希望に合う案件に出会う確率が高いでしょう。

クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングサイトはインターネット上で不特定多数に向けて案件を発注し、受注者とマッチングさせるサービスです。代表的なクラウドソーシングサイトとして、ランサーズやクラウドワークスが挙げられます。

クラウドソーシングサイトは単発案件が豊富で隙間時間に稼働したい場合におすすめです。また、実務経験が少ない場合にコツコツと実績を積みたい場合にも適しています。

友人・知人からの紹介

友人や知人といった人脈を活用し、案件を紹介してもらえる場合もあります。友人・知人からの紹介は先方からの依頼であるため、ほぼ確実に案件獲得が可能です。しかし、希望条件に合わない可能性もあるため、依頼者との関係性の均衡を保つのが難しいかもしれません。

SNS経由で探す

XなどのSNS経由で案件を探すことも案件獲得方法のひとつです。SNS経由で案件を探す場合は、求人募集の投稿に応募する、興味のある企業に直接メッセージを送る、依頼者からのメッセージをもらって受注する方法があります。

ただし、SNSは依頼者の素性がわからないこともあり、連絡が途絶える、報酬が支払われないなどのトラブルのリスクも考えられます。受注をする際は、相手が信頼できるかよく考えて受注することをおすすめします。

Djangoの副業で高単価案件を獲得するための条件

Djangoの副業は高単価なところが魅力ですが、高単価案件を獲得するためには条件があり、その条件をクリアしておく必要があります。では、高単価案件を獲得するための条件を詳しく解説します。

開発経験を積んでおく

Djangoの案件は開発案件が多く、応募条件が開発経験3年以上など豊富な開発経験が求められます。よって高単価案件を獲得するためには、開発経験を積んでおくことが重要です。Djangoの案件に限らず、副業やフリーランスの案件は実績によって案件獲得率や単価が上昇します。副業を続けていくのならば、コツコツと実績を積んでおきましょう。

関連するフレームワームを習得しておく

DjangoはPythonを活用したフレームワークです。よって、Django以外にもPythonを活用するフレームワークもあわせて習得しておくと開発の幅が広がります。Pythonのフレームワークのうち、Djangoと同様にWEB開発に使用されるフレームワークは次の6つです。

  • Flask
  • FastAPI
  • Streamlit
  • Bottle
  • Tornado
  • TensorFlow

特にFlaskとFastAPIはDjangoと同様によく使われているフレームワークであるため、活躍の幅を広げたい方は習得をおすすめします。

上流工程の経験を積んでおく

Djangoの案件に多い開発案件は上流工程に含まれます。上流工程は要件定義や設計など高度なスキルが求められ、そのぶん案件単価も高額です。一度でも上流工程の経験を積んでおくと、その後の案件応募の際に上流工程の経験をアピールでき、案件獲得の可能性が高まるでしょう。

初心者や実務未経験でもDjangoの副業案件は獲得できる?

Djangoの案件は応募条件に3年以上の実務経験が必要な場合が多く、初心者や実務未経験では案件獲得が難しいでしょう。Djangoエンジニアとして副業案件を獲得したい場合は、実務経験を3年程度積んでから副業を始めるか、関連するフレームワークや他の言語での開発経験など関連するスキルの強みをアピールすることをおすすめします。

まとめ

Djangoの副業は案件単価が高く、スキルや実績がある方は高収入が期待できます。副業で実績を積んで、フリーランスに転身することも可能です。

Djangoの案件を獲得する方法は様々ですが、副業やフリーランス向けのエージェントサービスに登録することがおすすめです。エージェントサービスはフルタイム以外の案件も取り扱っており、効率的に案件を探すことやエージェントからの案件紹介も受けられます。Djangoの副業案件を探している方は、ますは登録してみてはいかがでしょうか。

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