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Djangoのフリーランス案件の特徴は?単価相場や必要な経験を紹介

Djangoのフリーランス案件の特徴は?単価相場や必要な経験を紹介

DjangoはPythonのフレームワークで、WEB開発など多くの開発案件で使用されています。求人数も多く、プロジェクトマネージャーやエンジニアなど募集職種も豊富です。よって、Django案件でフリーランスとして活躍したいと考えている人もいることでしょう。

本記事では、フリーランスDjangoエンジニアの仕事内容や案件単価の相場、必要なスキルや経験について詳しく解説します。Django案件でフリーランスとして活躍したい方や、これからDjangoを習得しようと考えている方は参考にしてください。

Djangoとは?

Django(ジャンゴ)とは無料のオープンソースとして公開されているPythonのフレームワークです。フレームワークとは アプリ開発でよく使われる機能をそろえて、あらかじめ枠組みとしてセットされたツールのことです。フレームワークを利用するとプログラムの基本的な部分は自動作成されるため、効率的に開発ができます。

DjangoはPythonのフレームワークのなかでも人気が高いフレームワークとして知られています。人気の高さは次に紹介するDjangoの特徴が関係しています。Djangoのおもな特徴は次の3つです。

  • WEB開発に必要な機能が豊富
  • セキュリティレベルが高い
  • 汎用性が高く開発の幅が広い

では、それぞれについて詳しく解説していきます。

WEB開発に必要な機能が豊富

DjangoはWEB開発に必要な機能があらかじめひとつになっているフルスタックフレームワーク と呼ばれるフレームワークの一種です。フルスタックフレームワークは、ユーザーインターフェースやデータベース、セキュリティなどがひとつのフレームワークで実現できます。よって、フルスタックフレームワークを活用すると、WEB開発を効率的に進められます。このフルスタックフレームワークの特徴がそのまま、Djangoの特徴であるとも言えるでしょう。

セキュリティレベルが高い

Djangoはセキュリティレベルの高さも特徴として挙げられます。セキュリティレベルが高い理由は、パスワードの暗号化です。Djangoはパスワードを暗号化することで、サイバー攻撃からWEBサイトを保護します。

汎用性が高く開発の幅が広い

Djangoは汎用性の高さも魅力です。Djangoの用途はWEBアプリの開発からECサイトの開発まで多様で、使用される業界も多岐にわたります。そしてフルスタックフレームワークであるためコードの書き方の属人化も防ぐことができ、大規模開発にも適しています。

フリーランスDjangoエンジニアの仕事内容

Djangoエンジニアの仕事はスマホアプリやWEBアプリの開発がメインです。設計や開発、運用を担当するサーバーサイドエンジニア職として求人が出される場合も多く見られます。

Djangoがアプリ開発向けのフレームワークであることから、求人の内容は開発やシステム構築に携わる案件が中心と言えます。また、使用する言語のPythonは機械学習に適した言語であるため、機械学習や人工知能に関する案件も存在します。

フリーランスDjangoエンジニアの単価相場

Djangoエンジニアのフリーランス案件は月額平均単価が70~80万円 ほどと言われています。ほとんどの案件で月額単価が50万円以上というように全体的に高単価な傾向が見られ、月額単価100万円を超える案件も珍しくありません。

Djangoエンジニアの月額単価が高い要因として、開発や設計という上流工程に携わる案件は月額単価が高単価であることが挙げられます。Djangoエンジニアの案件はこれらの上流工程に携わる案件が中心となっているため、傾向として月額平均単価が高くなっています。

Djangoエンジニアがフリーランスになるメリット

Djangoエンジニアはフリーランスとして活躍している人も多く、フリーランスになるメリットも大きいと言えます。前項目で紹介した収入面もメリットですが、他にも様々なメリットがあります。では、Djangoエンジニアがフリーランスになるメリットを一つずつ紹介していきます。

機械学習など新しい技術の案件に携わることができる

まず、機械学習や開発案件などの新しい技術を作り出す案件に携われることがメリットです。フリーランスは案件ごとにプロジェクトを受注します。Djangoは開発に強みをもつ特徴があるため求人市場では最新技術の開発案件が豊富にあり、最新技術に携わりやすい環境であると言えます。

また、Djangoはプログラム言語のPythonを使用します。Pythonは機械学習で使用される言語であるため、Pythonを習得している強みを活かしてAIエンジニアやデータサイエンティストとして活躍することもできるでしょう。

収入アップに繋がる

フリーランスの場合、実績を積んだりスキルを磨いたりすることで案件単価を上げられる点がメリットです。前項目でも触れましたが、Djangoエンジニアのフリーランス案件は月額単価が高額です。案件によっては月額単価が100万円を超える案件もあります。スキルを磨いて収入アップに繋げやすいことは、フリーランスDjangoエンジニアの魅力です。

スキルアップに繋がる

Djangoのフリーランスは案件ごとに様々な業種や業務内容に携われる点もメリットです。Djangoのフリーランス案件はECサイトの構築やSaaSサービスの開発など 幅広い業種や業務内容で求人が出されています。

フリーランスの場合はどの案件を受注するか、自分で選択が可能です。よって、特定の業界に特化して実績を積むことも、様々な業界の案件を経験することもできます。いずれにせよ、スキルアップしやすい環境であると言えます。

人脈が広がる

フリーランスのDjangoは人脈が広がりやすい点もメリットです。繰り返しになりますが、Djangoのフリーランス案件は案件ごとに様々な業種や業務内容に携わることが可能です。様々な案件に携わることで、業界の垣根を超えた人脈を築くことも可能になるでしょう。

フリーランスDjangoエンジニアに必要な経験やスキル

フリーランスのDjangoエンジニアは高収入も実現可能ですが、そのぶんスキルが求められます。具体的には、下記のスキルが必要です。

  • Python・Djangoの基本知識と開発経験
  • コミュニケーション能力/li>
  • 自己管理能力

実務的なスキルもあれば、フリーランス全般に必要なヒューマンスキルもあります。順番に解説していきます。

Python・Djangoの基本知識と開発経験

実務的なスキルとして、PythonやDjangoの基本知識と開発経験が必須であることは言うまでもありません。フリーランスの場合、業務委託として案件を受注することが多いでしょう。フリーランスとして仕事を獲得する際には、過去の実績を問われる場合がほとんどです。

業務委託は自社業務をプロに委託するという性質上、高いスキルや豊富な実績が要求されます。よって、業務の根幹であるPython・Djangoの基本知識と開発経験は必須です。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力はDjangoエンジニアに限らず、フリーランス全般に必要なスキルだと言えます。フリーランスの場合、営業や契約、単価交渉まですべて自分で行う必要があるためです。

また、Djangoエンジニアの業務は要件定義や設計などシステムの根幹に関わる業務に携わります。クライアントの要望をくみ取ることや、プロジェクトチーム内での認識合わせのようなコミュニケーション能力を必要とするシーンも多々あります。業務内容の性質上、一般的なフリーランスよりもコミュニケーション能力が求められる仕事です。

自己管理能力

Djangoエンジニアは自己管理能力も求められます。フリーランスは仕事の進捗管理も自分自身で行わないといけません。フリーランスの場合は複数案件を掛け持ちする可能性もあり、体調管理も含めた高い自己管理能力が必須です。

また、Djangoエンジニアの案件はプロジェクトマネージャー職での募集 もあります。この場合は、プロジェクトチーム全体の進捗管理なども実施するため、適正として管理能力が必要です。

フリーランスDjangoエンジニアが高単価案件を獲得するために必要な経験やスキル

前項目では、フリーランスのDjangoエンジニアに求められるスキルを解説しました。本項目では、さらにプラスアルファとしてDjangoエンジニアがより高単価な案件を獲得するために必要な経験やスキルについて解説します。

高単価案件を獲得するためには、次の3つのスキルがあれば案件獲得の可能性が高まります。

  • 開発経験を積んでおく
  • 関連するフレームワークを習得しておく
  • 上流工程の経験を積んでおく

では一つずつ解説していきます。

開発経験を積んでおく

フリーランスは案件獲得の際に過去の実績を重要視されます。実績は案件を受注できるかどうかに大きく影響するうえに、実績によって案件単価も変動します。

既にDjangoのエンジニアとして稼働している場合は、実績を積んでからフリーランスになるか、小さな案件をコツコツ誠実に取り組んで実績を積み上げることをおすすめします。

関連するフレームワームを習得しておく

Djangoだけでなく、Pythonの他のフレームワークを習得しておくと高単価案件獲得の可能性が高まります。Pythonのフレームワークのうち、Djangoと同様にWEB開発に使用されるフレームワークは次の6つです。

  • Flask
  • FastAPI
  • Streamlit
  • Bottle
  • Tornado
  • TensorFlow

上記6つのどれかをプラスアルファとして習得しておくと、活躍の幅が広がるでしょう。特にFlaskとFastAPIはDjangoと同様によく使われているフレームワークであるため、活躍の幅を広げたい方は習得をおすすめします。

上流工程の経験を積んでおく

開発や設計などの上流工程の案件は案件単価が高額です。上流工程は求人内容の必須条件に3年以上の経験を求められることが多く、実績が重視されます。

また、上流工程の経験を積んでおくと、要件定義やクライアントへの提案といった業務経験もアピールできます。これら上流工程の業務は技術的なスキルとコミュニケーション能力やマネジメント能力の両方が必要とされ、総合的なスキルの高さの証明にもなり得るでしょう。

Djangoのフリーランス案件の探し方

Djangoのフリーランス案件を探す際はクラウドソーシングを活用する、エージェントサービスを活用する、友人・知人から案件を紹介してもらうなどの方法があります。それぞれのメリットに触れながら紹介します。

クラウドソーシングを活用

クラウドソーシングとはインターネット上で不特定多数の人に業務を発注する業務形態です。代表的なクラウドソーシングサイトはランサーズやクラウドワークスが挙げられます。

クラウドソーシングは登録無料で手軽に案件の検索や応募が可能です。クラウドソーシングで案件に応募する場合、ほとんどのケースで履歴書や面接が不要です。登録や応募の手軽さはクラウドソーシングのメリットと言えます。

また、クラウドソーシングでは未経験者でも応募できる案件や初心者向けの案件も募集されています。よって、実績を積みたい方におすすめです。

フリーランス向けエージェントサービスを活用

フリーランス向けエージェントサービスとは転職エージェンサービスと同様、スキルや希望条件に合った求人をエージェントが紹介してくれるサービスです。

フリーランスの場合、案件の獲得は自分ひとりで行う必要がありますが、エージェントサービスを活用すると求人紹介やキャリアカウンセリングなどエージェントのサポートが受けられます。エージェントサービスは孤独になりがちなフリーランスエンジニアにとって心強い味方になってくれる点がメリットです。

Djangoエンジニアをはじめ、ITエンジニアの案件に特化したサービスは複数あります。非公開の高単価案件を扱っているエージェントサービスもあり、効率的に案件を獲得したい方におすすめです。

友人・知人からの紹介

既にDjangoエンジニアとして経験を積んでいる場合は、取引先などの知人から案件を紹介してもらえる可能性もあります。また、過去に携わった案件の関係者から再度オファーが来ることも考えられます。友人・知人からの紹介はある程度実績を積んだ方向けのケースであると言えるでしょう。

おすすめのフリーランスエージェント

前項目で紹介した案件獲得方法のうち、おすすめの方法がITエンジニアの案件に特化したフリーランスエージェントサービスを活用する方法です。エージェントサービスは数多くありますが、ここでは3つのエージェントサービスに注目して紹介します。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは20年続く老舗のフリーランスエージェントです。週5日のフルタイム案件を中心に副業向けの案件や実務経験が浅い方向けの案件も取り扱っています。Djangoエンジニアの求人も豊富に取り扱っているほか、Pythonを使用した案件も豊富です。
公式サイト:https://freelance.levtech.jp/

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは週2日などの稼働時間が短い案件が豊富です。副業や受託案件の隙間時間を有効活用したい方におすすめのエージェントサービスです。もちろん週5日のフルタイム案件も豊富に扱っています。Djangoエンジニアの案件やPython関連の案件もあり、希望条件に合った案件が見つかりやすいでしょう。
公式サイト:https://itpropartners.com/

BIGDATA NAVI

BIGDATA NAVIはAIや機械学習関連の案件に強みを持つエージェントサービスです。Python関連の案件を豊富に取り扱っていることが特徴です。Djangoエンジニアをはじめ、Pythonや機械学習のスキルを活かして活躍したい方におすすめのエージェントサービスです。
公式サイト:https://www.bigdata-navi.com/

Djangoエンジニアの今後の需要や将来性

DjangoはPythonのWEB開発フレームワークのなかでも特によく使用されているフレームワークの一つです。WEBアプリやSaaSなどが今後ますます発展していくにつれて、Djangoエンジニアの需要は高まるでしょう。

またBtoBの領域でも企業のDX化でシステム開発の需要が伸びる見込みです。このような需要も取り込みながら、将来的に活躍の幅が広がっていくと予想されます。

まとめ

Djangoエンジニアのような開発業務は、高度な技術とコミュニケーション能力が求められる仕事ですが、そのぶん高額報酬も見込めます。フリーランスであればスキルと実績次第で収入をあげることが可能です。

希望条件に合った案件を効率的に探すためにはフリーランスエージェントサービスへの登録がおすすめです。スキルや希望条件に合った案件をエージェントが紹介し、案件獲得のサポートを実施してくれます。まずは気軽に登録・相談してみてはいかがでしょうか。

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