バックエンドエンジニアが副業で稼ぐには?必要なスキルやオススメの資格を解説
現在、バックエンドエンジニアとして活躍している方の中には副業で「収入をアップさせたい」「スキルを磨きたい」と考えている方もいるのではないでしょうか?バックエンドエンジニアとしてのスキルや経験を持っているなら、隙間時間や土日を活用して副業をすることは可能です。 本記事では、そんなバックエンドエンジニアの副業について、副業案件の種類や案件例、収入アップの方法などを解説していきます。
目次
バックエンドエンジニアが副業は可能?
バックエンドエンジニアが副業することは十分可能です。では、なぜバックエンドエンジニアが副業に向いているのか、理由を解説します。
バックエンドエンジニアのニーズは高い
IT業界は、エンジニアやプログラマーの人材不足が問題になっています。バックエンドエンジニアのニーズも非常に高いのですが、なかなか人材が集まらず頭を悩ませている企業は多いです。そのため、副業ワーカーに仕事を依頼する企業も増えています。自社の人材だけでは対応できなくなり、外部に開発を委託するケースも多いです。バックエンドエンジニアの副業案件の数は年々増加しているので、副業であっても安定して仕事を受注することができるでしょう。
リモートワークが可能
リモートワークが可能な副業案件が多いというのも、バックエンドエンジニアが副業しやすい理由の1つです。オンライン化が進み、システムやアプリの開発を在宅でも行える環境が整ってきました。副業は、夜や週末など本業がない時間を利用して取り組む必要があるため、通勤が必要な仕事に取り組むのはなかなか難しいです。リモート可の案件であれば、スキマ時間を利用して気軽に取り組むことができます。
バックエンドエンジニアの副業案件の種類
バックエンドエンジニアの副業案件には様々な種類があります。ここからは、実際にどのような案件が募集されているのか、主なものをいくつか紹介します。
WEBサービスやアプリの開発
バックエンドエンジニアの副業案件で特に多いのが、WEBサービスやアプリの開発です。業務内容は案件によって変わりますが、サービスの新規開発から運用まで手掛けるものや、新たに機能を追加するものなどがあります。小規模なものであれば自分一人で開発を行うケースもありますが、他のエンジニアやプログラマーとチームを組み、プロジェクトとして協力しながら開発を進めるような案件も少なくありません。
コンサルタント
豊富な経験が必要にはなりますが、コンサルタントの副業案件も見つかります。システムやアプリなどを開発する時に、様々なアドバイスをするのが主な仕事です。プログラミングに関する知識はもちろんですが、クライアントからヒアリングをして要望を聞いたり、問題を解決するための提案をしたりしなければならないため、コミュニケーション能力なども必要になってきます。
プログラミングスクールなどの講師
副業案件で意外と多くなっているのが、プログラミングスクールなどの講師です。エンジニアやプログラマーを目指す人が増えたことで、プログラミングを学べるスクールも人気になっています。現役プログラマーの講師は需要が高いので、バックエンドエンジニアとして仕事をしてきた経験を存分に活かすことができます。オンラインレッスンを行っているスクールの講師であれば、在宅で対応できるので副業でも取り組みやすいです。
IT系のライター
ライターの副業案件でも、バックエンドエンジニアの知識やスキルを活かすことができます。IT系のライターは需要が高く、企業のオウンドメディアや、プログラミングのことを解説する記事を作成するような案件が数多く募集されています。ライターの単価は低いというイメージがあるかもしれませんが、専門的な知識が必要になるIT系のライターは高単価のものが多いです。副業で開発案件に取り組むのは大変という場合は、短時間で取り組みやすいライターの案件から始めてみるのもよいでしょう。
バックエンドエンジニアが副業をするメリット
バックエンドエンジニアが副業をするメリットは様々あります。ここからは、副業を始めるメリットについて詳しく解説していきます。
収入アップが期待できる
収入アップが期待できるというのが、副業をする大きなメリットです。会社員の場合、仕事を頑張ったからといって、それがすぐ給与に反映されるとは限りません。月収を数万円アップさせるだけでも、ある程度の時間がかかってしまうでしょう。副業でバックエンドエンジニアの案件に取り組む場合、働いた分だけ収入がアップします。高単価の案件を数多くこなせば、副業だけでも会社員に負けない月収を得ることは十分可能です。
幅広いスキル・知識が身につく
会社に務めていると、毎日同じような仕事を任されることも少なくありません。一方副業の場合、どのような案件に取り組むかは自分で自由に決めることができます。本業ではなかなか任されない別ジャンルの案件に参画すれば、幅広い知識を身につけられるでしょう。様々なジャンルの案件に取り組むことで、自分のスキルをアップさせられるというのも副業をするメリットです。
本業の成果にも繋がる
副業で様々な案件に取り組んだ経験は、本業にも活かすことができます。副業でバックエンドエンジニアとして経験を積むことでスキルがアップし、本業の成果に繋がるというケースも珍しくありません。ただ収入を増やしたいといった理由だけではなく、本業で成果を上げるために副業を始めてみるのもよいでしょう。
フリーランスへのきっかけになる
将来フリーランスとして働きたいと考えている人にも副業はオススメです。副業案件に取り組むことで、案件をどのように獲得するのか、クライアントとの交渉の進め方など、様々なことを体験できます。どれもフリーランスになった時に必要になるものなので、事前に体験しておくことでスムーズに独立できるようになります。
本業以外での人脈が広がる
副業案件に取り組んでいると、クライアントや一緒に仕事をするプロジェクトのチームメンバーなど、色々な人達と関わる機会が多いです。本業以外での人脈が広がると、他業種の人から新しい知識やノウハウを教えてもらえたり、様々な案件を紹介してもらえたりします。人脈を広げておけばフリーランスになった時にも役立つので、副業案件に取り組む時は色々な人と信頼関係を築いておくようにしましょう。
バックエンドエンジニアが副業をするデメリット
バックエンドエンジニアが副業をする時は、デメリットにも気をつけなければなりません。では、どのようなデメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
肉体的や精神的な負担が大きくなる
副業は、本業のスキマ時間を利用して取り組まなければなりません。単純に仕事量が増えてしまうので、肉体的や精神的な負担も大きくなってしまいます。副業を始めたけれど、スケジュール管理が上手くできず挫折してしまう人も少なくありません。中には体調を崩して、本業にまで支障が出てしまうようなケースもあるので注意しましょう。
就業規則違反に注意する
会社には就業規則というものがあります。労働条件や働く上での規則などをまとめたものですが、就業規則に反する行いをすると、罰則を受けてしまうことがあるので注意が必要です。副業をしただけで就業規則違反になることは稀ですが、会社に大きな損害を与える行為などをすると、懲戒解雇になる可能性もあります。
確定申告が必要になる場合もある
会社員として働いていると、確定申告に馴染みがないという人も多いでしょう。税に関する手続きは基本的に会社がやってくれるため、特に意識する必要はありません。しかし、副業で所得を得た場合は、自分で確定申告しなければならないケースも出てくるので注意してください。
本業と副業のバランスを考える
副業をする時は、本業と副業のバランスを考えなければなりません。大きく稼ぎたいからといって副業で色々な案件に取り組むと、本業が疎かになってしまうことがあります。副業は、本業に支障が出ないように無理のない範囲で取り組むのが基本です。
副業の案件例
実際にどのようなバックエンドエンジニアの副業案件があるのか、気になる人もいるでしょう。ここからは、副業の案件例をいくつかご紹介していきます。
案件例|業務効率化Webサービス開発
内容 | |
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職種 | エンジニア |
単価目安 | ~¥850,000/ 月 |
業務内容 | Webサービスのグロースに伴う新規機能開発 |
必須スキル |
・Djangoの設計開発経験 ・AWS環境での設計開発経験 |
案件例|Webアプリの機能開発
内容 | |
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職種 | エンジニア |
単価目安 | ~¥750,000/ 月 |
業務内容 | Webアプリの機能開発、データ分析、プロジェクト進行 |
必須スキル |
・DB(SQL)を用いた開発経験が3年以上ある方 ・Pythonのご経験が3年以上ある方 |
案件例|ECシステムの改修・機能追加
内容 | |
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職種 | エンジニア |
単価目安 | ~¥600,000/ 月 |
業務内容 | Javaで動いているECシステムの改修・機能追加業務 |
必須スキル |
・Webシステムの開発経験:2〜3年以上 ・サーバーサイドフレームワークでの開発経験(例: Express, Ruby on Rails, Laravel 等) ・データベースの基礎知識とSQLの実務経験 ・バージョン管理ツールの使用経験(例: Git) ・関係者との要件すり合わせ、簡単設計経験があること ・Dockerの使用経験 |
バックエンドエンジニアの副業獲得に必要なスキル
ここからは、バックエンドエンジニアの副業案件を獲得するために、どのようなスキルを身につけておけばよいのか解説していきます。
バックエンドで使用する開発言語スキル
バックエンドエンジニアは、バックエンド言語を用いて開発を行うのがメインの業務になるので、バックエンドで使用する開発言語スキルは必須です。RubyやJava、JavaScriptなどはバックエンド開発においてよく用いられます。案件によっては開発言語を指定されるようなケースもあるので、需要が高い言語は一通り押さえておくとよいでしょう。
フレームワークのスキル
WEBサービスやアプリを開発する時には、作業効率を上げるためにフレームワークを用いることも珍しくありません。Ruby on RailsやCakePHP、Laravelなどがよく使われます。作業効率が上がれば取り組める案件数も多くなるので、収入をアップさせるためにもフレームワークのスキルはしっかり身につけておきましょう。
クラウドスキル
クラウド環境で開発を行う現場も増えているので、クラウドスキルも身につけておいたほうがよいでしょう。AWSやGoogle Coud、Azureなどがよく使われるクラウドサービスです。クラウドサービスでの開発スキルが必須条件になっている案件も珍しくないので、定番のクラウドサービスの扱い方は習得しておくことをオススメします。
インフラ開発スキル
インフラ開発はインフラエンジニアが担当するのが基本ですが、バックエンドエンジニアに任されることもあります。また、チームを組んで開発をする際、インフラ開発スキルがあればインフラエンジニアとの連携がスムーズになります。ネットワークやサーバー、セキュリティーなど基本的なインフラ開発のスキルは、身につけておくとよいでしょう。
コミュニケーション能力
規模が大きい開発になると、多くの人達とチームを組んで取り組むことも珍しくありません。他のプログラマーやエンジニアと連携を取るためには、こまめにコミュニケーションを取ることが大切です。また、一人で開発を任されるような案件であっても、クライアントとやり取りする必要はあります。バックエンドエンジニアは一人で黙々と作業をするというイメージがあるかもしれませんが、コミュニケーション能力は必須です。
バックエンドエンジニアの副業にオススメの言語
バックエンドエンジニアの副業に取り組む際、どのような言語を学んでおけばよいのでしょうか。ここからは、オススメの言語をいくつか紹介していきます。
PHP
PHPは、動きのあるWEBページを作成する時などによく用いられるスクリプト言語です。バックエンドエンジニアの基本言語となっているので、しっかり扱えるようになっておきましょう。また、PHPを用いてECサイトの構築などを行う案件は多く見つかります。高レベルでPHPを扱えるスキルがあれば、取り組める案件の幅も広がります。
JavaScript
JavaScriptは、WEB開発に欠かせない言語です。WEBページにアニメーションをつける時などによく用いられますが、代替になるような言語がないということで、色々な開発現場で採用されています。ゲーム開発やWEBアプリ開発などにも使われる汎用性の高い言語なので、習得しておくことをオススメします。
Java
スマホアプリやデスクトップアプリの開発案件に取り組みたいのであれば、Javaの習得は必須です。TwitterなどメジャーなWebサービスにも活用されている汎用性の高い言語なので、バックエンドエンジニアとしてスキルアップを目指したいと考えている人も学んでおくとよいでしょう。
Ruby
Rubyは初心者にも扱いやすい言語として知られています。WEBアプリやECサイト開発など、様々な開発に用いられる言語で、汎用性も高いです。開発者が日本人ということもあり、日本人に馴染みやすい言語なので、プログラミング未経験者にも向いています。WEBアプリ作成によく用いられるフレームワーク、「Ruby on Rails」も合わせて習得しておくとよいでしょう。
Perl
Perlは歴史あるプログラミング言語で、ソフトウェアの作成やデータベースへのアクセスなど、様々なことに応用できます。比較的古めの言語ですが、Perl関連の副業案件も多いので、習得しておいて損はないでしょう。
バックエンドエンジニアの副業案件の獲得方法
バックエンドエンジニアの副業を始めたいけれど、どうやって案件を探せばよいか分からないという人もいるでしょう。ここからは、副業案件の獲得方法について詳しく解説します。
副業・フリーランスエージェント
自分で営業を行うのが苦手な人にオススメなのが、副業・フリーランスエージェントです。サービスに登録すると、自分の希望に合った案件をエージェントが紹介してくれます。自分自身で情報を探したり、営業をかけたりする必要がないので、手軽に副業案件を獲得できます。案件の紹介以外に、条件交渉の代行や確定申告のアドバイスなど、様々なサポートを受けられるのも魅力です。
クラウドソーシング
副業を始めたばかりで経験が浅い人は、クラウドソーシングを利用して案件を探す方法がオススメです。クラウドワークスなど大手のクラウドソーシングには、様々なジャンルの案件が掲載されています。バックエンドエンジニア向けの案件も多く、難易度の高いものから低いものまであるので、自分のレベルに合った案件が見つかります。受注から納品、報酬の支払いまでオンライン上で完結できるのも魅力です。
友人・知人の紹介
友人や知人に、案件を紹介してもらうのもよいでしょう。バックエンドエンジニアの需要は高いので、身近な人にもWEBサイトやアプリ開発を誰かに依頼したいと思っている人がいるかもしれません。本業でやり取りをしている取引先に知り合いがいれば、何か案件はないか相談してみるのもオススメです。ただし、知り合いと直接契約すると、報酬の交渉から請求書の発行まで、すべて自分で行う必要があるという点には注意しましょう。
バックエンドエンジニアの副業で収入アップをするには
副業で大きく稼ぐためには、いくつかコツがあります。ここからは、バックエンドエンジニアの副業で、収入をアップさせる方法について解説していきます。
エンド直の案件を獲得する
クラウドソーシングなどを利用すれば、比較的簡単に案件を見つけることができますが、手数料がかかってしまうのがネックです。大きく稼ぎたい人は、なるべくエンド直の案件を獲得できるように努力しましょう。エンド直の案件であれば、手数料がかからないので報酬アップが見込めます。ITプロパートナーズのように、エンド直の案件を紹介してくれるサービスを利用するのもよいでしょう。
自身のスキルアップをする
報酬をアップさせたいのであれば、自身のスキルアップをすることも大切です。バックエンドエンジニアの副業案件は色々ありますが、基本的に難易度が高くなればなるほど、単価もアップします。様々なスキルを身につけ高単価の案件に取り組めるようになれば、自然と収入もアップしていきます。複数のプログラミング言語を習得する、管理系エンジニア職を目指せるようにマネジメントスキルを身につけるなど、向上心を持つことが大切です。
バックエンドエンジニアにオススメの資格
資格を持っていると、副業案件を獲得できるチャンスが広がります。では、どのような資格を取得すればよいのでしょうか。ここからは、バックエンドエンジニアにオススメの資格を紹介します。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験の1つです。誰でも受験可能で、ITに関する基本的な知識がどの程度身についているか、証明することができます。国家資格ということで難易度は高めですが、十分なアピールポイントになるので、持っていると案件を獲得する時に有利です。
応用情報処理技術者試験
応用情報処理技術者試験は、基本情報技術者試験の上位にあたる資格です。基本的な知識だけではなく、経営や管理など応用的な知識まで幅広く求められます。システム開発や、IT基盤構築などに関わる案件を獲得する時に役立ちます。
ITパスポート
ITパスポートはIPAが主催する試験で、ITに関する基礎知識をどの程度有しているかを証明できます。IT関係の業務全般に必要な幅広い知識を学べるので、まだIT系の資格を持っていないという人が最初にチャレンジする資格としてオススメです。
バックエンドエンジニアが副業する際の注意点
何も考えずに副業を始めてしまうと、後々トラブルになることもあるので注意しなければなりません。ここからは、バックエンドエンジニアが副業をする際の注意点を解説します。
本業の就業規則の確認
副業を始める時は、必ず本業の就業規則を確認しておきましょう。副業の解禁が進んでいますが、すべての企業が副業を推奨しているわけではありません。副業を禁止していない企業でも、事前に許可が必要なケースや、業種が限定されていることもあります。ルールを無視して副業をすると、会社とトラブルになる可能性があるので注意してください。心配な場合は、事前に上司などに相談しておくとよいでしょう。
必要に応じて確定申告を行う
副業の所得が年間20万円を超えると、確定申告をする必要が出てきます。20万円というのは1社ではなく、合計の所得額です。色々なクライアントから案件を受けている場合は、合計で所得がどの程度になっているかしっかり確認しておきましょう。所得というのは、経費を差し引いた金額です。クライアントから支払われた報酬が、そのまま所得になるわけではないので注意してください。確定申告の義務があるにも関わらず申告せずにいると、無申告課税の支払いなどが発生する可能性があります。確定申告の手続き方法などをしっかり理解した上で、副業を始めるようにしましょう。
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