フリーランス求人を探すPythonエンジニアとは？仕事内容や必要なスキル、未経験からなる方法を解説
「Python」というプログラミング言語をご存知でしょうか。Pythonは近年大きく需要を伸ばしているプログラミング言語で、AI分野やWeb系を中心にさまざまな業界で利用されています。Pythonは未経験でも比較的学習しやすく、需要も高いので、IT経験がない方が初めに学習する言語としておすすめされることもあります。
本記事では、そんなPythonを扱うPythonエンジニアについて解説します。Pythonエンジニアの仕事内容や必要なスキル、未経験からのなり方やフリーランスとして独立する方法まで解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Pythonとは
Pythonは、汎用性の高さと文法のシンプルさが魅力のプログラミング言語です。アプリ開発からデータ分析、AI開発など幅広い分野で使われており、近年大きく需要を伸ばしています。
Pythonの魅力は汎用性の高さです。特定のOSや開発環境に依存せずに実装でき、可読性や開発効率も高いため、様々な分野で汎用的に利用できるプログラミング言語として知られています。特にPythonがよく使われるのはWebアプリケーション開発やAI開発で、いずれも需要の高い分野なだけに、習得できれば活躍の場に困ることはないでしょう。
Pythonは文法がシンプルで可読性が高く、他人の書いたコードでも理解しやすいという特徴があります。そのため、プログラミング初心者でも比較的勉強しやすい言語として知られており、初心者が最初に学ぶ言語としてPythonが推奨されることも珍しくありません。
Pythonエンジニアの仕事内容
汎用性とシンプルさが魅力のPythonは、IT経験のない人でも習得しやすいプログラミング言語の1つです。それではPythonエンジニアとして働く場合、どのような仕事を担当することになるのでしょうか。ここでは、Pythonエンジニアの仕事内容として、以下の4つの仕事内容について解説します。
- Webアプリケーションの開発
- サーバーサイドの開発
- AI・機械学習分野の開発
- データ分析やデータ収集
Webアプリケーションの開発
1つ目はWebアプリケーションの開発です。Webアプリケーションとは、パソコンやスマートフォンにインストールしなくても、Webブラウザ上で稼働するアプリケーションのことです。
以前は、Webアプリケーション開発といえばJavaやPHPが主流でしたが、近年はPythonを使った開発事例も増えてきています。Webアプリケーション開発用のライブラリやフレームワークも豊富に提供されていることから、効率的な開発が可能です。
サーバーサイドの開発
PythonはWebアプリケーション開発の中でも、サーバーサイドの開発に利用されている言語です。Webアプリケーションは、クライアントサイドとサーバーサイドに分かれ、サーバーサイドは、ユーザーからの操作を受けて処理を実行します。このサーバーサイドでの処理をプログラムするのが、Pythonエンジニアの仕事の1つです。
AI・機械学習分野の開発
AI・機械学習分野の開発も、Pythonエンジニアの仕事の1つです。Pythonと言えばAI分野を連想する方も多いのではないでしょうか。近年市場が拡大しているAI開発にも、Pythonが使われています。
Webアプリケーション開発に比べて高度なスキルが要求されるため、未経験からAIエンジニアとして活躍するのは簡単ではありません。関心がある方はPythonの習得からはじめ、AI・機械学習分野のスキルの習得にも徐々にチャレンジしていきましょう。
データ分析やデータ収集
データ分析やデータ収集も、Pythonエンジニアの仕事です。AI分野と同じく近年需要が高まっているのが、データサイエンス分野です。データを集めてマーケティング戦略を練ったりAIの強化学習に利用したりと、大量のデータを効率的に処理する技術の需要が高まっています。
Pythonはデータ分析やデータ収集にもつかわれているため、統計学などの知識があればPythonエンジニアとしての活躍の場がさらに広まるでしょう。
Pythonエンジニアに必要なスキル
未経験からPythonエンジニアになるには、十分なスキルを身につけておく必要があります。ここでは、Pythonエンジニアに必要な6つのスキルについて解説します。
- Pythonプログラミングのスキル
- Pythonのライブラリを取り扱うスキル
- サーバーサイドの基礎的なスキル
- PHPやRubyなどの他言語スキル
- AIや機械学習に関するスキル
- データ分析に関するスキル
もちろん、これらすべてを身につけていなければPythonエンジニアになれない、ということではありません。自分が目指すPythonエンジニア像を固め、最低限必要なスキルから重点的に習得していきましょう。
Pythonプログラミングのスキル
Pythonプログラミングのスキルは、Pythonエンジニアとして働くうえで必須です。基本的な文法やアルゴリズムなど、Pythonを使ってプログラムを実装するスキルは身につけておかなければなりません。
プログラミングスキルを身につけると言っても、参考書や公式ドキュメントを丸暗記する必要はありません。Webアプリケーションの開発など、実際に手を動かしてコードを書くアウトプットを通して、プログラミングスキルを身につけていきましょう。
Pythonのライブラリを取り扱うスキル
Pythonを使って開発を行う際は、一からすべてを書くのではなく、「ライブラリ」と呼ばれる、汎用性の高いプログラムを再利用可能な形でまとめたものを使うことが一般的です。ライブラリを上手に使うことで、作業効率を高め、バグやセキュリティホールを減らすことができるというメリットもあります。
Webアプリケーションを開発する場合でも、AIや機械学習分野で開発する場合でも、Pythonにはライブラリが豊富に用意されています。主要なライブラリを実際に使って開発し、スキルを身につけておきましょう
サーバーサイドの基礎的なスキル
特にWebアプリケーション開発を担当するPythonエンジニアを目指している場合は、サーバーサイドに関する基礎的なスキルも習得しておきましょう。PythonエンジニアはWebアプリケーション開発ではサーバーサイドの処理を実装することになるため、サーバーに関する知識を身につけておくことも大切です
PHPやRubyなどの他言語スキル
まずはPythonの習得に着手すべきですが、余裕があれば他言語を扱うスキルもあると活躍の幅が広がります。PHPやRubyは同じくWebアプリケーションの開発でよく使われる言語なので、Web系のエンジニアを目指すのであれば習得しておいて損はありません。また、フロントエンドの実装に使われるJavaScriptやHTML/CSSも、Web系のエンジニアを目指すなら触れておきたい言語です。
AIや機械学習に関するスキル
AIエンジニアとして活躍したい方は、AIや機械学習に関するスキルの習得も目指しましょう。Pythonプログラミングだけでなく、AIや機械学習に関する専門的で高度な知識が必要になるため、難易度は大きく上がります。最近ではAI・機械学習に特化したプログラミングスクールなどもありますが、未経験からの転職は簡単ではありません。
まずはPythonの習得と、Web系エンジニアとしての転職を目指してスキルアップを続け、実務経験を積みながらAIエンジニアを目指すというキャリアプランがおすすめです。
機械学習のスキルを身に着けるなら
機械学習のスキルを身に着けるのであれば、弊社が提供する「AIジョブキャンプ」がおすすめです。AIジョブキャンプに登録すると、オンラインの機械学習講座が無料で受講できます！登録料などいっさいかかりませんので、安心してご利用いただけます。
データ分析に関するスキル
統計や回帰分析など、データ分析に関するスキルがあるとPythonエンジニアとしての活躍の幅を広げられるでしょう。Python以外の数学的な知識が必要なため難易度は高いものの、需要のあるデータサイエンス分野での転職のチャンスも生まれます。
Pythonエンジニアにおすすめの資格
資格の取得は、エンジニアにとってキャリアアップやスキルアップのために有効な手段の1つです。Pythonエンジニアの場合も例外ではなく、資格を取得することで転職活動を有利に進められたり、収入を上げられたりといったメリットがあります。
Pythonエンジニアにおすすめの資格として、以下が挙げられます。
- Python3エンジニア認定基礎試験
- Python3エンジニア認定データ分析試験
- Python3エンジニア認定実践試験
- PCEP
- PCAP
- PCPP1
- PCPP2
また、IT業界での経験がない人がPythonエンジニアを目指す場合は、これらに加えて「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」などIT全般についての知識を問う資格試験や、「Oracleマスター」などデータベースに関する資格の取得もおすすめです。
Pythonエンジニアにおすすめの資格について、詳しくは以下の記事も参照してみてください。
Pythonエンジニア向けの資格７選を徹底解説！内容や学習法、メリットをチェック
Pythonエンジニアに未経験からなる方法
未経験からPythonエンジニアになることも可能です。エンジニア業界は人手不足で、WebアプリケーションやAI・機械学習分野に強いPythonのスキルがあれば、転職するチャンスは十分にあります。
未経験からPythonエンジニアになるには、スキルを身につけておかなければなりません。新卒の就職活動のように、全くスキルがなくてもポテンシャルを評価して採用するケースも中にはありますが、待遇がよくない企業もあるため、あまり期待すべきではないでしょう。
Pythonエンジニアとして好待遇で働きたい方は、十分なスキルを身につけて転職活動を行うべきです。AI・機械学習分野は難易度が高いため、まずはWeb系のPythonエンジニアとしての転職を目指しましょう。スキルの習得に不安がある方は、プログラミングスクールの受講も1つの手段です。
Pythonエンジニアがフリーランスとして独立するには
Pythonエンジニアを目指している方の中には、将来的にフリーランスとして独立することを視野に入れている方もいるでしょう。最後に、Pythonエンジニアがフリーランスとして独立する方法について解説します。
Pythonプログラミングの実務経験を積む
まずは、Pythonエンジニアとして実務経験を積みましょう。Pythonプログラミングの実務経験がなければ、独立したとしても仕事の受注は難しくなります。フリーランスエンジニア向けの案件の中には、「実務経験3年以上」などの条件が設定されていることがほとんどです。Webアプリケーション開発でフリーランスとして独立したいのであれば、最低でも3年程度は実務経験を積みましょう。
データ分析関連の実務経験を積む
フリーランスのPythonエンジニアとして独立を考えている方は、データ分析関連の実務経験を積んでおくこともおすすめです。データ分析分野は需要が高く、フリーランスとして独立した場合にも報酬単価が高くなります。こちらも実務経験を積んでおかないと案件の受注は難しいため、チャンスがあれば積極的にチャレンジしてみましょう。
実務経験を積んだのち、フリーランスエージェントに登録する
実務経験を積んだら、フリーランスエージェントに登録しましょう。フリーランスエージェントとして活動するのであれば、フリーランスエージェントの利用は必須です。豊富な案件の中から自分のスキルや希望に合った案件を紹介してもらえるので、効率的な案件の受注が可能です。
キャリアプランについてのアドバイスを受けられたり、事務手続きのサポートをしてもらえたりと、仕事に集中できるように支援を受けられます。フリーランスとしての独立を検討している方は、ぜひエージェントの利用を検討してみてください。
Python案件ならBIGDATA NAVI
Pythonのフリーランスエンジニアとしての活躍を目指すのであれば、ぜひ弊社「BIGDATA NAVI」をご利用ください。高単価案件やフルリモート案件、非公開案件などのご紹介も可能です。ご興味がある方はぜひ無料サポートよりご登録ください！
AIを仕事にするためのキャリアノウハウ、機械学習・AIに関するTopics、フリーランス向けお役立ち情報を投稿します。
