女性フリーランスって実際どうなの?働ける?メリットやおすすめの職種も解説
女性でフリーランスを目指す場合、「女性のフリーランスは少ないのではないか」「女性のフリーランスは稼げるのか」など、不安に感じることも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、女性フリーランスの実態やメリット、フリーランスに向いている職種などを解説します。フリーランスとして独立し、自身のライフスタイルに合わせた働き方ができるようになるので、ぜひ最後までお読みください。
目次
女性フリーランスって実際どうなの?数字で見る実態
フリーランスとは、特定の企業や団体に所属せず、案件や期間単位で仕事を契約する働き方です。以下では、フリーランスの男女比率や平均年収、労働時間など、フリーランスの実態について解説します。これからフリーランスを目指す方は、まずは現状を把握しておきましょう。
フリーランスワーカーの男女比率
フリーランス白書2023によると、フリーランスワーカーの男女比率は女性が54.1%、男性が43.1%となり、やや女性の方が多い割合となりました。2022年の調査では、女性の比率は50.3%だったので、1年で女性の割合は増加しています。
女性は結婚や出産など、ライフイベントによってキャリアが変化しやすいため、フリーランスとして働く女性は多いと考えられます。また、はじめは会社員として働いていたものの、産休や育休を機にフリーランスに転向する女性も多いです。
平均年収
フリーランス白書2023のデータでは、フリーランスの年収は以下のような回答になりました。
- 200万円未満:19.5%
- 200-400万円未満:27.9%
- 400-600万円未満:20.9%
- 600-800万円未満:11.3%
- 800-1,000万円未満:8.9%
- 1,000万円以上:10.0%
年収は200~600万円の割合が高いといえます。
一方、「世帯収入全体に占める回答者の収入割合」では、8割以上と回答した男性は約6割ですが、女性は4割弱です。また、女性は「世帯に占める収入割合が2~3割」と回答した割合も高く、夫の扶養に入るために収入を抑えている女性や、家事・育児と両立するために労働時間を抑制している女性が多いと考えられます。
月の平均労働時間
同じくフリーランス白書2023によると、月の平均労働時間は以下のような割合となっています。
- 20時間未満:5.8%
- 20~60時間未満:14.9%
- 60~100時間未満:12.4%
- 100~140時間未満:17.1%
- 140~200時間未満:33.1%
- 200~250時間未満:11.2%
- 250時間以上:5.6%
140~200時間の割合が最も多く、正社員として会社で働く時間とほぼ同等の時間です。ただし、「世帯に占める収入の割合」の回答を考慮すると、労働時間が140時間未満の女性も一定数いると考えられます。
女性の場合、本業としてフリーランスで働いている人もいれば、副業や隙間時間で働く人など、さまざまな働き方をする人がいるのでしょう。
女性がフリーランスとして独立するメリット
女性でもフリーランスとして活躍する人は多く、本業や副業など、人によって働き方も異なります。さまざまな働き方がある中で、女性がフリーランスとして独立するメリットは、以下の3つが挙げられます。
- ライフステージに合わせて柔軟に働ける
- キャリアが途切れづらい
- 人間関係のストレスを軽減できる
フリーランスとして独立するメリットは多岐に渡ります。以下では、それぞれのメリットについて順番に見ていきましょう。
ライフステージに合わせて柔軟に働ける
結婚や出産などのライフイベントに伴い、仕事と家庭の両立に悩む女性は多くいます。しかし、フリーランスであれば、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働くことが可能です。たとえば、育児や家事のために仕事量を調整したり、急な予定変更にも柔軟に対応できるようになります。
会社員の場合は、簡単に会社を休めなかったり、残業で夜遅い時間になったりする可能性もあります。フリーランスでは、働く時間や仕事量も自分で調整できるため、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。
キャリアが途切れづらい
フリーランスであれば、キャリアが途切れづらいというメリットもあります。結婚や出産を機に、キャリアがストップしてしまう女性は多いです。また、産休や育休から復帰する場合も、ブランクがあるため不安を感じる女性もいます。
しかしフリーランスは、働く場所や時間に縛られないため、結婚や出産のタイミングでも自宅で仕事を続けられます。また、スキルや実績があれば、しばらく仕事ができない期間があっても、すぐにフリーランスとして復帰できます。会社員よりもキャリアが途切れづらいため、フリーランスは女性にとってメリットの大きい働き方でしょう。
人間関係のストレスを軽減できる
人間関係のストレスを軽減できる点も、フリーランスのメリットの1つです。会社員として働いていると、社内での人間関係によって、精神的なストレスや体調不良につながることもあります。しかしフリーランスは、仕事の相手や取引先を、自分で選択できるため、人間関係のストレスを軽減できます。
また、フリーランスは自宅やカフェなど好きな場所で働けるため、周囲の環境によるストレスも軽減されます。周囲を気にすることなく、人間関係のストレスも軽減できるため、仕事にも集中しやすくなるでしょう。
女性フリーランスにおすすめの職種
女性フリーランスにはさまざまなメリットがありますが、実際にフリーランスとして働くには、以下のような職種がおすすめです。
- Webライター
- Webデザイナー
- Webエンジニア・プログラマー
- 動画編集者
- ブログ・アフィリエイター
フリーランスとして働きたいと考えている方は、上記の職種を検討してみるとよいでしょう。以下では、それぞれの職種について詳しく解説していきます。
Webライター
Webライターは、キーワードの選定や文章の構成、表現などを考え、Web上に掲載される記事やコンテンツを作成するのがおもな仕事内容です。
Webライターは、パソコンで文字を入力できれば始められるため、フリーランスとして始めやすい仕事です。また、SEO対策やコピーライティングなど、ライティングのスキルを習得することで、高単価の案件も獲得できるようになるでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやアプリのレイアウトやデザインの提案、デザイン素材の作成などが、おもな仕事内容です。
Webデザイナーになるには、PhotoshopやIllustratorの使い方や、HTMLやCSSの基礎知識などが必要です。また、Webデザインの知識やスキルや、ユーザビリティに配慮したデザインを行う能力も必要となります。専門的な知識を求められるため、すでにWebデザイナーとして働いた経験のある方や、スクールなどでスキルを身につけてからフリーランスを目指すのがおすすめです。
Webエンジニア・プログラマー
Webエンジニア・プログラマーは、Webサイトやアプリケーションの設計、開発、保守などを行います。案件によっては、プロジェクト管理や進捗管理も求められます。
Webエンジニア・プログラマーには、HTMLやJavaScriptなどのWeb開発言語や、PHPやRubyのようなサーバーサイド言語など、専門的な知識が必要です。そのため、専門学校やオンラインの学習コースでスキルを学んだり、業界での実務経験を積んだりしてからフリーランスとして活動するのが一般的です。
動画編集者
動画編集者は、動画素材のカットやエフェクト追加、BGMの編集など、映像コンテンツの編集を行います。YouTubeやSNS広告など、動画コンテンツの需要は高まっているため、動画編集者は近年人気を集めている職種です。
動画編集者になるには、映像編集ソフトの使い方や音声編集の技術を身につける必要があります。専門学校やオンラインの学習コースのほか、独学でも学習できるようなコンテンツも充実しています。動画編集者を目指す場合、まずはスキルを磨いてから仕事を獲得していきましょう。
ブログ・アフィリエイター
ブログ・アフィリエイターは、自身でブログやSNSを運営し、広告から収入を得る仕事です。また、他の企業の商品やサービスを紹介し、その紹介によって得られた報酬を受け取る仕事もあります。
ブロガー・アフィリエイターを目指すには、ブログ・SNS運用やSEO対策の知識、マーケティング力やコンテンツ制作の能力も必要となります。知識は必要ですが、すでに自身のブログやSNSで発信活動をしている方にとっては、始めやすい仕事でしょう。
女性がフリーランスになるためのステップ
女性フリーランスには、多くのメリットがあり、さまざまな職種もあるため、スキルや特性に合った仕事を見つけられるでしょう。しかし、きちんと準備をしてフリーランスにならないと、失敗する可能性もあります。
以下では、女性がフリーランスになるためのステップを解説します。
なりたい職種に関するスキルを習得する
はじめに、なりたい職種に関するスキルを習得しましょう。フリーランスの仕事は、スキルや実績によって報酬が変動するケースが多いので、実際に仕事をする前にスキルの習得が必要です。
これまでの仕事経験を活かせる場合は、そのまま実績として活用したり、さらにスキルを磨いたりすることも可能です。まったく未経験の職種にチャレンジする場合は、独学で勉強するか、専門学校に通うなどしてスキルを身につけましょう。
副業から仕事を受注する
スキルを身につけた後は、副業から仕事を受注するとよいでしょう。フリーランスになると、はじめのうちは収入が安定しないため、副業から始めて実績を積んでいくことがおすすめです。実績がないままフリーランスになってしまうと、生活費も稼げなくなる可能性もあります。実績を積んで、副業でも十分な収入を得られるようになったら、フリーランスで独立しましょう。
開業届を提出する
フリーランスとして独立する段階で、開業届も提出しましょう。開業届とは、個人事業主になるために必要な書類です。税金や社会保険の手続きなどを行い、ビジネスとしての基盤を整えることが重要です。また、開業届を提出すると屋号付き口座の開設や、青色申告が利用できるようになります。青色申告を利用する場合、最大65万円の控除を適用できるため節税にもつながります。
なお、フリーランスになると確定申告などの手続きが発生します。開業前に確定申告や税への理解を深めておきましょう。
▼フリーランスの確定申告についてはこちらの記事をチェック!
フリーランスの確定申告って?必要な書類にやり方、節税のポイントを解説!
女性フリーランスが仕事を受注・獲得する方法
フリーランスとして働き始める際、とくに不安に感じられるのが仕事を受注・獲得する方法ではないでしょうか。フリーランスは仕事の量によって収入が変動するため、生活にも影響します。
以下では、女性フリーランスが仕事を受注・獲得する方法を紹介します。
クラウドソーシングサービスを利用する
クラウドソーシングとは、さまざまな業務をインターネット上のプラットフォームで受注・発注するシステムです。自分ができる仕事のジャンルや単価、納期に合わせて、仕事を獲得できます。また、スキルや経歴を見た企業から、仕事のオファーをもらえる可能性もあります。効率的に仕事を受注できるため、経験が浅いうちにはおすすめのサービスです。
フリーランスエージェントを利用する
フリーランスエージェントは、フリーランスの仕事を紹介してくれる会社です。エージェントは、フリーランスのスキルや経歴に合わせて仕事を紹介してくれるため、自分で仕事を探す手間が省けます。また、クライアントとの交渉などもエージェントが対応してくれるため、フリーランス自身がクライアントと交渉する必要もありません。
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フリーランスになりたてであったり、まずは副業から仕事の受注を始めてみたいという人であれば、ぜひ弊社の「フリサポ」をご利用ください。フリサポは完全無料の独立・副業のサポート制度で、IT・Web領域の実務経験が半年あれば、どなたでもご応募が可能です。キャリアアドバイザーとの無料カウンセリングも実施していますので、独立や副業に関するご相談も承っています。
友人・知人からの紹介
女性フリーランスが仕事を得る方法の1つに、友人や知人からの紹介があります。周囲の人に自分のスキルや経験をアピールすることで、仕事の機会を得られます。また、友人や知人が自分のスキルを知っているため、仕事内容や条件も合わせやすく、スムーズな仕事の進め方が期待できます。
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