BIエンジニアはフリーランスで稼げる?報酬相場や必要スキル、案件獲得方法を解説!
BIエンジニアとして働いている人の中には、将来フリーランスとして独立したいと考える人もいるかもしれません。本記事では、BIエンジニアのフリーランスに焦点を当て、その報酬相場や必要なスキルについて解説していきます。フリーランスとして案件を獲得する方法についてもご紹介していきますので、独立希望のBIエンジニアの方は必見です。
目次
BIエンジニアとは
BIエンジニアは、企業がデータ収集や分析を効率的に行うことで経営戦略の決定をする「Business Inteligence(ビジネス・インテリジェンス、通称BI)」をサポートするために、効率よく実行できるシステムを開発・設計するエンジニアです。
基本的には、BIを実行するためのBIツールの基本設計や製造、テストの実施や実装、プロジェクトの支援といった業務を行います。企業のBI推進は今後も進んでいくことが予想されており、BI導入支援や運用の技術面で活躍できるBIエンジニアのニーズは高まってきています。
BIエンジニア フリーランスの単価・報酬相場
さっそくですが、フリーランスのBIエンジニアの単価や報酬相場はどのようになっているか見ていきましょう。
経験者であれば、月額70万円から100万円を超える案件が期待できます。BIエンジニアは、エンジニアの中でも経営層と近い領域で作業をすることになるため、就業単価が高くなりやすいとも言われています。BIツールやETLツールの経験者であることが必須条件となっているケースが多いため、フリーランスとして独立する前にはBI関連の実務経験を備えておいたほうがよいでしょう。基幹系システムの経験があると、未経験でも受注にいたる確率は上がるようです。
なお、月額100万円を超えるような案件の場合は、BIエンジニアとしての業務だけでなくプロジェクトリーダー規模の内容も含まれていることもあります。
BIエンジニア フリーランスの業務内容
ここではフリーランスで活躍するBIエンジニアの業務内容について、詳しく解説します。
BIツールのシステム実装
BIツールの基本設計から製造、テストといったシステム実装に関わる業務全般を行います。のちほど詳しく解説しますが、BIツールのダッシュボード作成などもシステム実装時に合わせて携わることになります。
BIツールのダッシュボード作成
BIツールではダッシュボードと呼ばれる画面を構築できる機能があります。こうしたダッシュボードの作成も、BIエンジニアの業務内容の一つです。ダッシュボードでは、データを可視化させるセンスも必要となっていきます。クライアントの要望を考慮しつつ、わかりやすいダッシュボード画面の作成を行います。
データ分析作業
データ分析業務にBIエンジニアが携わることもあります。具体的にはデータベースの統合や、データの抽出、抽出したデータの分析などを行います。分析データを作成する際には、SQLやPython、R言語などプログラミング言語を用いることもあるため、これらのプログラミングスキルは必須と言えます。
データ基盤のリプレイス
データ基盤のリプレイスも、BIエンジニアの業務の一つです。データ基盤のリプレイスでは、データを処理するシステムを再構築します。基本的には、現状のデータ基盤にある問題を解決するために行う作業となるため、クライアントからの要望や現状の課題を意識したうえで、作業を進めていく必要があります。
BIエンジニア フリーランスに必要なスキル・経験
ここではフリーランスで活躍するBIエンジニアにとって必要なスキル・経験について、詳しく解説します。
BIツールへの知識・スキル
BIエンジニアの業務は、BIツールに付随する技術的な支援がその大半を占めます。そのため、BIツール全般に関する知識やスキルは不可欠です。各社から提供されているそれぞれのBIツールの特徴を理解しておきましょう。また、導入を検討している企業の状況に合わせて、最適なBIツールを選定する能力も求められます。
データベースやデータ分析への知識
BIでは大量のデータを取り扱いますので、データの保管場所であるデータベースやデータ分析に関する知識や取り扱いスキルを身につけておくことは必須要件です。特にフリーランスであれば実績が求められます。フリーランスとして独立する前に、データ関連の実務経験を3年程度持っていると良いでしょう。
SQLの知識・スキル
BIエンジニアは、データベース言語であるSQLを用いることが多々あります。そのためSQLについての知識・スキルも必須となってきます。BIエンジニアでなくても、データベースに関連する業務であればSQLを利用する頻度は高くなりますので、幅広い業務に対応するためにも習得しておいて損はありあせん。
他職種との協業経験
BIを活用して業務を行うのは、経営層だけでなく、経営企画部門、マーケティング部門、経理財務部門、営業部門、生産管理部門など様々な職種の社員が関係しています。BIツールの利活用を促進するためにも、データ関連ではない職種の人とも連携を取り、協業していった経験があるとBIエンジニアとしての強みになるでしょう。また、将来的にBIエンジニアからBIコンサルタントへ転向したいと考えているようであれば、こうした経験を得られるチャンスがあれば積極的に取り組むことをおすすめします。
データ利活用へのプレゼンテーション能力
BIエンジニアにはプレゼンテーション能力も必要です。ダッシュボード画面やレポートの作成において、クライアントの意思決定が必要になってきます。特にBIエンジニアの場合、意思決定者が企業の経営層ということも多々あります。こうした際に、プレゼンテーション能力が磨かれていると、スキルある人材としてクライアントからも高評価を得られるでしょう。
BIエンジニア フリーランスの案件獲得方法
フリーランスにとって、案件を獲得することはもっとも大切なポイントです。ここからは、BIエンジニアに向けたフリーランスでの案件獲得方法について詳しく解説していきます。
フリーランスエージェントを利用する
フリーランスエージェントとは、ワーカーを探している企業と、フリーランスを仲介するエージェントサービスのことを言います。
フリーランスエージェントに登録すると、スキルや希望条件に合う案件をエージェントから紹介してもらえます。また、契約条件の交渉や、契約・請求の手続きなども代行してくれるなど、面倒な事務手続きの作業を省略可することができます。フリーランス側の利用料は無料であるため、忙しいフリーランスにとってはメリットの多いサービスと言えるでしょう。特にIT関連の職種やエンジニアに特化したフリーランスエージェントもあるため、積極的に活用してみることをおすすめします。
弊社の展開する「BIGDATA NAVI」は、AI領域やデータ分析関連に強みを持つフリーランスエージェントです。BIエンジニアに関する案件も多数ありますので、気になる方はぜひご利用ください!
クラウドソーシングサービスを利用する
クラウドソーシングとは、企業がインターネット上のプラットフォームを利用して、不特定多数に業務を発注する業務形態です。代表的なクラウドソーシングのプラットフォームとしては、ランサーズやクラウドワークスが挙げられます。
基本的には、クラウドソーシングのサイト内からフリーランス自らが仕事を探して、発注者と交渉し仕事を受注するスタイルが一般的です。フリーランスエージェントのようなサポート機能などはないため、仕事探しから交渉、契約手続きなどを自ら行う必要があります。しかしながらフリーランスになりたての頃は、まずは案件実績を積むことが優先されますので、こういったサービスも利用していくと良いでしょう。
人脈から紹介してもらう
フリーランスとして活動するにあたり、かつての同僚や取引先といったビジネス上の人脈から案件を紹介してもらうというのも、よくあるケースです。案件を紹介してもらうためには、自ら能動的にコンタクトを取っていくことも必要ですので、フリーランスになった際には積極的に挨拶の連絡をしていきましょう。また、人脈経由の場合はフリーランスになる以前の働きぶりやふるまいも影響してきます。職場や取引先との人間関係を円満に保つ努力も必要になってきますので、独立前からよく心得ておきましょう。
SNSを利用する
SNSを利用して案件を受注するケースも、近頃見られてくるようになりました。クライアントがSNS上でフリーランスに対して案件募集をかけていることもあるので、こうした情報を見逃さないように日ごろからチェックしておきましょう。
また、SNS上のプロフィールにはポートフォリオのリンクを設置しておき、フリーランスとしての活動や、BIエンジニアとしてのアウトプットを積極的に行うことをおすすめします。企業の人に目に留まることで、受注につながることもあります。確実に案件を獲得できる手法ではありませんが、他の方法と並行してSNSを運用していくと良いでしょう。
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