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Webエンジニアの副業は稼げる?土日で出来る?単価相場・案件の探し方

パラレルワークや兼業が世の中に普及してきたこともあり、本業の会社員・サラリーマンの仕事とは別に受託開発や講師、コンサルティングなどの案件を請け負うことで、副業収入を得るWebエンジニアが増えてきました。

また、プログラミング未経験から週末や土日の時間を使ったアルバイトや業務委託、個人開発、アフィリエイトなどWeb系の仕事で稼ぎたい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webエンジニアが副業案件を受注する方法、報酬金額や単価の相場、仕事の探し方、注意点などわかりやすく解説していきます。

Webエンジニアの副業事業

他のWebエンジニアがどのように副業に取り組んでいるのか、どのくらいの人が副業をしているのか、費やす時間や平均的な報酬額など気になる人もいるのではないでしょうか。まずは、Web業界の副業事情について、詳しく見ていきましょう。

副業エンジニアが増えている

2017年に働き方改革が閣議決定され、2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定するなど、国が副業を推進するようになりました。また、コロナ禍でリモートワークが普及した影響もあり、副業を始めるエンジニアが多くなっています。TECH Streetが2020年に実施した副業実態調査によると、約40%のITエンジニアが「副業経験がある」と答えています。

クラウドソーシングやエージェントなどのマッチングサービスが浸透し、社内で人材が不足するIT/Web関連のタスクについて副業社員を受け入れる企業が増えてきたことも要因の一つと言えるでしょう。

週末(土日)や平日の空き時間で対応できる

平日は会社員として勤務しているため、仕事が休みになる週末に作業をしたいという方も多いでしょう。しかしながら、依頼主となる企業は、平日のオンタイムに連絡をとれる人に発注したいという傾向にありますから、どうしても副業の案件は少なくなりがちです。そのような状況のなか、Webエンジニアに依頼のある開発の仕事では、在宅勤務に対応した職場が多く、副業人材の活用にも積極的です。

フルリモートの作業環境があれば、自宅で開発ができますし、作業の場所や時間に縛りがないため、本業への支障も出にくいのです。講師や技術顧問、スポットコンサルティングなど、業務委託やアルバイトといった形態で隙間時間を使って週1などから無理なく働ける案件が多い点も魅力といえます。

副業案件の種類や単価相場

副業先を探す時に重要になるのが、仕事の種類や単価・報酬の相場です。案件の種類によって仕事内容はもちろん、稼げるお金の額も大きく変わってきます。ここからは、副業案件の種類ごとに単価相場などを詳しく見ていきましょう。

フロントエンド

フロントエンドというのは、ホームページなどでユーザーが直接見たり触れたりする部分のことです。フロントエンドの開発を任されたエンジニアは、HTMLやJavaScriptなどを駆使し、デザイナーから受け取ったデザインをブラウザ上に表示できるように設計や構築を行うなどWebサイト制作に関する案件も多いです。

フロントエンドエンジニアの細かな仕事内容は企業によって変わりますが、想定月収は週2日の勤務で20~30万円程です。

バックエンド

ユーザーからは直接見えないデータベースのシステムやWebサーバー側の開発を行う、バックエンドエンジニアの副業案件も多く出されています。プロジェクトに参加してチームの一員として業務を担当するほか、簡単なシステム開発の受託開発をおこなう副業も人気です。

PHPやPerl、Ruby、Pythonなどのプログラミング言語を扱うスキルやフレームワークの利用経験が必要になる仕事です。週2日の稼働で、想定月収30万円程度が単価相場となっています。

インフラ

Webサービスやアプリなどのサービス提供をおこなうインフラ基盤を支える業務です。具体的な案件としては、ITインフラに関わる設計や開発を行います。サーバーやネットワーク、データベースの構築や運用などを行う仕事です。

OSやミドルウェア、クラウドに関する知識、プログラミング言語でコードを書くスキル、システムトラブルに対応する能力、ログ監視や高速化のためのチューニングを行うスキルなどが必要になります。単価相場に関しては、週2日の稼働で想定月収は30万円程です。

プログラミング講師

エンジニアの副業は開発や設計などを行うだけではありません。スクールやセミナーに通ってプログラミングを学びたいという人に対して、指導を行う講師の求人募集もよく出されています。講師といっても講義は行わず、受講者からの質問に答えるだけというような仕事もあるため、講師経験がなくても問題ありません。

企業の新人研修や職業訓練校などでも類似の募集があり、カリキュラムや試験問題の作成など生徒との対面が必要ない仕事もあります。

プログラミング言語を使用した開発経験があれば、応募資格を満たす求人が多いため初心者向けの副業ともいえます。単価相場は週に1日の勤務で、想定月収9万円程度です。

Webエンジニアの副業を探す方法・受注の仕方

副業を始めてみたいけれど、どうやって仕事を探して報酬を稼げばよいか分からないという人もいるでしょう。Webエンジニアが副業を始める際におすすめなのは、業務委託の案件を見つけて営業する方法です。ここからは、案件の探し方について詳しく解説していきます。

クラウドソーシング

ジャンルを問わず副業をするWebエンジニアによく利用されているのが、クラウドソーシングサービスです。個人から法人まで様々な人が利用するクラウドソーシングには、多様なWeb制作・開発の案件が掲載されています。クライアントとのやり取りはすべてプラットフォーム上で行うことができるため、オンラインのみで手軽に案件を探すことが可能です。

フルリモートや短時間で取り組める案件など、副業向けの仕事が多く見つかるのもクラウドソーシングの魅力です。クラウドワークスやランサーズなどの大手クラウドソーシングは案件の数が多く、人気となっています。

エージェント

これまで個人で仕事を受けたことが無い方や自分で営業して案件を見つけるのが苦手という人は、フリーランス向けのエージェントサービスを利用してみると良いでしょう。エージェントは自分の希望にマッチするフリーランス案件を紹介してくれるサービスです。サイト上から登録してオンライン面談を受けると、カウンセリングや希望条件にあった案件の紹介をうけられます。

副業をする人向けに特化したエージェントサービスもたくさんあります。クライアントとの交渉や年収査定、スキルシート添削、福利厚生など、案件紹介以外にも様々なサポートを受けられますので、副業を始めたばかりの人は利用してみることをおすすめします。

求人サイト

情報収集や報酬の単価を知るなどの目的で手軽に案件探しをしたい人におすすめなのが、求人サイトです。エンジニアに特化した求人情報サイトやアルバイト情報サイト、副業マッチングサイトなどを利用すると多くのWebエンジニア求人が掲載されており、その中から自分好みの条件を指定して検索するだけで副業先の候補を探すことができます。無料で利用できるサービスがほとんどですので、無駄な費用もかかりません。

SNS

ツイッターやユーチューブ、インスタグラムなどのSNSを利用して、営業活動するのも1つの方法です。ポートフォリオなど自分をアピールできる素材を用意し、クライアントの役に立つ情報発信を心がければ、それを見た誰かが仕事を発注してくれる可能性があります。営業活動を行う上で重要になるのが人脈の広さです。SNSを積極的に活用して、多くの人と知り合うのも副業で稼ぐための重要なポイントになります。

紹介

知人に仕事を紹介してもらうのも個人事業主として立派な営業活動の方法です。Webエンジニアの需要は高いため、周りに人材を求めている人がいるかもしれません。友人はもちろん、仕事をしたことがある前職の同僚や先輩などに積極的に声をかけてみましょう。

Webエンジニアとして副業を始める前に

収入を増やしたいなどの理由でWeb系の副業を始める人が多いですが、中にはやり方を失敗して挫折してしまう人もいます。ここでは、初心者向けにどのようなことに注意すればよいのか、未経験から上手く副業をするためのポイントをご紹介します。

最初は稼働時間を抑える

まずは、稼働時間を抑えた状態で副業を始めてみましょう。たくさん稼ぎたいからといって、いきなり稼働時間を長くしてしまうとほぼ失敗します。副業は、あくまで本業に差し支えない範囲で行うものです。平日は本業を行い、土日はすべて副業に当てるとなると休む時間がなくなり、身体がついていかなくなります。慣れないうちは、週1日の稼働から始めてみましょう。

リモートの仕事を獲得する

Webエンジニアが副業する場合は、なるべく在宅ワークの仕事を獲得するようにしましょう。フルリモート可の案件が多いというのが、Webエンジニアの魅力の1つです。それを有効活用しない手はありません。隙間時間を利用して副業をする際、通勤が必要になる仕事をしてしまうとその分無駄な時間や体力を使うことになります。自宅で作業するリモートの仕事であれば、本業に支障が出ないように無理なく副業しやすいでしょう。

報告・連絡・相談をおこなう

クライアントから案件を任された時は、報告・連絡・相談をこまめに行うことが大切です。長年働いている会社であれば、細かな連絡をしなくても意思疎通がしっかりできるかもしれません。しかし、副業で案件をこなす場合は初めて知り合ったクライアントとやり取りするケースが多いです。その時に報告や連絡をしっかりしておかないと、相手からの信用を失ってしまう可能性があります。長く案件を発注してもらうためにも、副業先との繋がりは大切にしましょう。

Webエンジニアが副業するメリット

ここからは、Webエンジニアが副業するメリットについて詳しく見ていきましょう。

報酬を得られる

副業する大きなメリットになるのが、本業とは別に報酬を得られるということです。本業だけの収入では満足できないという人もいるかもしれません。Webエンジニアは需要が高い職種ですから、実務経験があれば仕事に困ることは少ないでしょう。ある程度の頑張りは必要ですが副業だけで月10万円程度を稼ぐことは十分に狙えます。

技術レベルの向上

Webエンジニアといっても、任される仕事は様々です。本業でバックエンドエンジニアをしている人が、副業でフロントエンドエンジニアの仕事をすれば、別の分野のスキルを身につけることができます。お金を稼ぐだけではなく、自分の技術レベルを向上できるというのが副業をする大きなメリットです。

視野が広がる

1つの会社で長年働いていると、毎日同じ人と顔を合わせて同じ仕事をするというようなルーティーン化してしまうことが多いです。副業をすると、普段あまり関わることがない業種の人達と知り合うことができます。人との出会いや経験したことがない仕事にチャレンジすることは、自分の視野を広げることにも繋がります。

Webエンジニアが副業するデメリット

メリットが多い副業ですが、少なからずデメリットも存在します。ここからは、副業をするデメリットについてご紹介していきます。

手間や労力がかかる

当たり前のことですが、本業とは別に副業をすると手間や労力が増えてしまいます。副業は本業が休みの時間にやるものですから、当然これまで休んでいた時間を仕事に当てなければなりません。本業の時間を減らさずに副業を始めるのであれば、単純に労働時間は増えてしまいます。また、案件探しの時間やクライアントとやり取りする時間などもかかってきますので、その点も考慮する必要があります。

精神面で負担になることも

副業をするとクライアントと金銭面の交渉をしたり、仕事のスケジュールを管理するなど、精神面の負担が増えてしまうことがあります。体力的な負担も大変ですが、精神面で負担が増えるとうつ病になるなどのリスクが発生します。副業が上手くいかず精神的に落ち込んでしまうと、本業に大きな支障が出てしまうケースがありますので注意しましょう。

副業をする際の注意点

副業が原因でトラブルが発生してしまうことがあります。そうならないために、どのような点に注意すればよいのか解説していきます。

会社の副業ルールを確認する

国が副業を推進していることもあり、副業を解禁する企業が多くなっています。しかし、すべての企業が副業をOKにしているわけではありません。そのため、副業を始める時は就業規則をしっかり確認しておくことが大切です。規則を破って副業をするとトラブルになる可能性がありますので、注意が必要です。

働き方を決めておく

副業を始める時は、まず働き方をしっかり決めておくようにしましょう。自分の中でルールを決めておかないとオーバーワークになってしまい、副業が続かないばかりでなく本業に悪影響が出てしまいます。週何時間なら無理なく副業できるのか、どんな案件なら期日までにこなせるのかなど、自分の能力や体力と相談して無理のない働き方をしましょう。

収入に応じて確定申告する

副業をする時に忘れてはいけないのが確定申告です。副業で20万円を超える所得が発生した場合には、確定申告をしなければなりません。確定申告の期間は、通常毎年2月16日から3月15日までと決められています。確定申告をせずに税金を未納してしまうと、延滞税などが課せられる可能性がありますので注意しましょう。

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