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データサイエンティストのスクール比較・おすすめ講座・コース7選

データサイエンティストや機械学習エンジニアといった人工知能(AI)技術に関わる職種の需要が伸びています。それに伴い、データサイエンティスト教育や育成、転職支援などをおこなうスクール・塾・通信講座も増えてきました。

入学や受講を検討するうえで、未経験でも本当にデータサイエンティストになれるかどうかは気になるポイントでしょう。また、各講座の料金・費用、スクール選びの基準や評価方法について知りたいという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Python、R、数学、統計解析などを体系的に学びデータサイエンティストのスキルを身につけることができるおすすめ講座・スクールを厳選して紹介します。

目次

データサイエンティストを目指せるスクールの比較表

まずは、データサイエンティスト育成の講座やコースを扱うスクールの比較を紹介します。データサイエンティストが目指せるおすすめスクールやオンライン講座8つをピックアップして、受講スタイル、種類、対象エリアを一覧にまとめました。

名称 スクール種類 受講スタイル 対象地域
データミックス データサイエンス専門 対面(通学) 東京
データサイエンスアカデミー データサイエンス専門 対面(通学) 東京、大阪、福岡、札幌
東京大学エクステンション データサイエンス専門 対面(通学) 東京
AIジョブカレ データサイエンス専門 対面(通学) オンライン 東京、大阪、福岡 全国
TechAcademy プログラミング全般 オンライン 全国
CodeCamp プログラミング全般 オンライン 全国
Aidemy Premium Plan データサイエンス専門 オンライン 全国

受講生は中途採用での転職を目指す20代、30代の社会人がメインです。そのほか、新卒採用の就職活動に備える10代の大学生や40代、50代のシニア層もスキルアップに挑戦しています。

各スクールの受講に必要な期間、料金・費用については、それぞれの特徴とともに以下で解説します。ぜひスクール選びの参考にしてください。

データサイエンスを学ぶのにおすすめの講座・コース

データサイエンティストのニーズが急増している中、PythonやRでのデータ解析、機械学習などデータサイエンスの専門技術を学べるスクールも増えてきています。それぞれ講座やコースごとに特徴があるので、自分が学習したい内容や学習スタイル、料金などが合っているスクールを見つけてください。

データミックス

データミックスは、未経験でもデータサイエンティストのエントリー職に就けるレベルを目指せるスクールです。データサイエンティストに必要な広範囲のスキルを効率よく体系的に習得できるようなプログラムが用意され、少人数制で講師に質問しやすい環境が整えられています。

データサイエンティストとして経験豊富な人物が揃った講師陣は、実務の観点からレクチャーしてくれるのが特徴です。

毎週課題や宿題があり、最終プロジェクトでは問題解決のリアルな体験を通して総合力が養われます。

スクール名 DataMix/データミックス
受講形態 対面講座
教室の場所 東京
対象コース データサイエンティスト育成コース
料金 入学金 25,000円(税抜) 受講料 675,000円(税抜)
期間 約6か月間
就職・転職支援 あり
体験/カウンセリング データサイエンス無料セミナー
公式サイト https://datamix.co.jp/
運営団体 株式会社データミックス

データサイエンスアカデミー

オンラインでの講義とスクーリングの両立で、学習内容の定着を目指しているのがデータサイエンスアカデミーです。仕事をしながらデータサイエンティストを目指す人にも、時間を上手に使いやすい魅力があります。

基礎を学ぶLIGHTコース、データ分析の実務を学ぶBUSINESSコース、未経験からデータサイエンティストとしての就職を目指すPROFESSIONALコースと3つのコースが揃い、就職のサポートをしてくれるのもこのスクールならでは。

実践重視のカリキュラムに加えて、受講生同士の交流も推奨されています。

スクール名 Data Science Academy/データサイエンスアカデミー
受講形態 Web受講+週1日の対面講座
教室の場所 東京、大阪、福岡、札幌、ソウル
対象コース LIGHTコース BUSINESSコース PROFESSIONALコース
料金 LIGHTコース 338,800円 BUSINESSコース 426,800円 PROFESSIONALコース 536,800円
就職・転職支援 あり
体験/カウンセリング カリキュラム説明会、無料セミナー
公式サイト https://d4c-academy.org/
運営団体 株式会社データフォーシーズ

東京大学エクステンション データサイエンススクール

東京大学の教授や准教授といった講師からデータサイエンスの技術を学べるのが、東京大学エクステンション データサイエンススクールです。

事業者向けと技術者向けに計4つのコースが用意されており、それぞれ経営者・マネジメント向け、実務者向けと必要に応じてコースを選べるようにもなっています。

データサイエンティストとしての活躍を目指すなら、事業実務者コースか技術実務者コースがよいでしょう。

スクール名 東京大学エクステンション データサイエンススクール
受講形態 対面講座
教室の場所 東京
対象コース 事業マネジメントコース 技術マネジメントコース 業実務者コース 技術実務者コース
料金 事業マネジメントコース 6時間 ¥78,000(税別) 技術マネジメントコース 12時間 ¥156,000(税別) 業実務者コース 21時間 ¥273,000(税別) 技術実務者コース 55時間 ¥743,000(税別)
就職・転職支援 なし
体験/カウンセリング カリキュラム説明会、無料セミナー
公式サイト https://www.utokyo-ext.co.jp/
運営団体 東京大学 エクステンション株式会社

AIジョブカレ

現役で実務をこなすデータサイエンティスト・AIエンジニアの講師から機械学習・ディープラーニングの技術を学べるのが、人工知能技術専門スクールのAIジョブカレです。

Python、数学などの入門講座からSQL、R・統計、ケーススタディといったデータサイエンスの専門講座を全国対応の動画受講と教室での対面講義で提供しています。

データサイエンティストへの転職サポートも実施しており、AIジョブカレが紹介した求人企業に転職すると受講費用がキャッシュバックとなります。

スクール名 AIジョブカレ
受講形態 対面講座 オンライン(動画受講)
教室の場所 東京、大阪、福岡
対象コース Python+数学講座 統計+R講座 機械学習講座
料金 Python+数学講座 49,800円 統計+R講座 80,000円 機械学習講座 120,000円
就職・転職支援 あり
体験/カウンセリング 無料相談会
公式サイト https://www.aijobcolle.com/
運営団体 エッジテクノロジーグ株式会社

TechAcademy「データサイエンスコース」

TechAcademy(テックアカデミー)の提供する「データサイエンスコース」では、Pythonを用いてデータ分析の手法をマスターすることを目的としています。

毎日15時~23時までチャットによるレビュー・サポートを受けることができ、週に2回はマンツーマンでの指導があります。短時間で様々なモデルを構築しながら、統計学の基礎も学習可能です。

オンラインスクールですが、ブートキャンプの要素を持っているため、独学に自信のない方にもおすすめできます。

Pythonから学習したいプログラミング初心者は、「Python講座」「Python+データサイエンスコース」を受講するとよいでしょう。

スクール名 TechAcademy/テックアカデミー
受講形態 オンライン学習 マンツーマンメンタリング チャットサポート 課題レビュー
教室の場所 オンライン
対象コース データサイエンスコース
料金 4週間プラン 139,000円 8週間プラン 189,000円 12週間プラン 239,000円 16週間プラン 289,000円
就職・転職支援 あり
体験/カウンセリング 無料説明会
講座紹介ページ https://techacademy.jp/datascience-bootcamp
運営団体 キラメックス株式会社

Code Camp「Pythonデータサイエンスコース」

CodeCamp(コードキャンプ)の提供する「Pythonデータサイエンスコース」は、プログラミング未経験でもPythonを使いこなせるスキルが身に付くコースです。

多くの企業で研修として採用されている実績もあり、初心者にも頼りになります。オンラインのスクールですが、指導はマンツーマンです。

課題を学習するだけでなく、実際に手を動かしての開発を経験できるため、実践的なスキルが身に付くのも魅力です。

スクール名 CodeCamp/コードキャンプ
受講形態 オンライン学習+マンツーマンレッスン
教室の場所 オンライン
対象コース Pythonデータサイエンスコース
料金 受講料金 148,000円(税抜) 入学金 30,000円(税抜)
受講期間 2ヶ月(レッスン回数:20回)
就職・転職支援 あり
体験/カウンセリング 無料体験レッスン
講座紹介ページ https://www.lp.codecamp.jp/python
運営団体 コードキャンプ株式会社

Aidemy Premium Plan

未経験からでも短期間でAIスキルを身に付けられるのが、Aidemy Premium Planです。Pythonに特化したオンラインスクールで、機械学習・ディープラーニング・データ分析・AIアプリ開発まで幅広い学習ができます。

例えばデータ分析コースでは、タイタニック号の乗客が生存する確率を予測する課題が出たり、オリジナルデータを利用したデータ分析の課題が出たりと個性的な課題に当たることができるのが特徴的です。

東大の准教授で自動運転OSを開発した加藤真平氏がプログラムを監修したこのスクールでは、専属のデータサイエンティストがチューターとして付きます。

スクール名 Aidemy Premium Plan/アイデミープレミアムプラン
受講形態 オンライン学習 チャットサポート コードレビュー メンタリング
教室の場所 オンライン
対象コース AIアプリ開発コース データ分析コース 自然言語処理コース LINEチャットボット開発コース
料金 3ヶ月プラン 480,000円 6ヶ月プラン 780,000円 9ヶ月プラン 980,000円
就職・転職支援 あり
体験/カウンセリング オンライン無料相談会
講座紹介ページ https://premium.aidemy.net/
運営団体 株式会社アイデミー

データサイエンティストスクール選びの注意点

いくつかあるデータサイエンティストの授業を開催するスクールから1校を選ぶにあたって、迷いが生じることもあるでしょう。ここでは、どのような点に注意してスクール選びをすればよいかの基準などを紹介しておきます。

カリキュラム内容や講師の質

データサイエンティストの育成スクールといっても、講座やコースごとに個性があります。教えているプログラミング言語が異なっていることもあれば、プログラミングの知識はあることを前提にデータ分析や数学、統計など中心にカリキュラムが組まれていることもあるでしょう。

自分のスキルやレベルを認識したうえで、必要なカリキュラムを提供しているスクールを選ぶことが大切です。

また、講師についても、データサイエンティストとしての実績を持つ人物が在籍していたり、データサイエンスに詳しいエンジニアに相談できる教室を選ぶほうがよいでしょう。

給付金制度への対応や割引・キャッシュバックの有無

データサイエンティストは、国が育成を奨励するほどニーズのある職業です。厚生労働省指定の「専門実践教育訓練給付金」などの給付金制度が用意されているスクールもありますから、条件に合う場合は検討してみるのがお得です。

品質という点では、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」の認定を受けているかを確認しましょう。また、学割や紹介などの割引、転職成功でのキャッシュバックなど特典を提供しているスクールもあります。

期間が限られているサービスもありますから、受講を検討する際は、無料体験や説明会に参加してみることをおすすめします。

転職・就職サポートが充実しているか

スクールによっては、転職や就職の支援もおこなっています。社会人の場合には、そもそも転職・就職サポートが主目的でスクールを開講しているところもあるため、コースを修了してデータサイエンティストとしてすぐにでも働きたいという方は仕事を紹介してくれるスクールを優先する手もあります。

過去にデータサイエンティストの輩出実績はあるか

まずは過去にデータサイエンティストを輩出した実績があるかどうかをチェックしましょう。検討しているスクールがデータサイエンティストを過去に輩出していれば、十分なサポート体制が整っています。

一方で輩出実績がないスクールはそもそもデータサイエンティストを育成する環境が整っていない可能性があります。

カウンセリングや体験授業を受けての印象

カウンセリングや体験授業を無料で受けられるスクールが多く、受けてみることで実際の印象がわかります。

特に体験授業を受けることで実際の授業がどのような雰囲気なのかが理解できるため、スクールを検討しやすいです。

また、不明点などもシームレスにお伺えるため、検討材料を集めたい場合にもおすすめです。

修了後に何がしたいかビジョンを明確にする

スクールの検討材料を見た中で自分が目指しているビジョンと一致しているかを確認するのもおすすめです。

データサイエンスが学べるスクールの中でもデータサイエンスに特化したものやWeb全般の知識に特化したものなどがあります。

改めて、自分がスクール卒業後にどうなっていたいのかをイメージした上でスクールのカリキュラムをチェックしましょう。

データサイエンティストを目指す人におすすめの資格

データサイエンティストを目指すためにはスクールに通いながら学習を進める必要があります。

しかし、学習を進めると同時に自分が目指すゴールを見つけることも重要です
ここからはデータサイエンティストを目指す人におすすめしたい資格を紹介します。

データサイエンティスト検定

まずはデータサイエンティスト検定です。

データサイエンティスト検定は一般社団法人データサイエンティスト協会が認定する民間の資格で、データサイエンス力やデータエンジニアリング力などについて一定水準の実力を有していることを証明できます。

データサイエンティストに必要なスキルや知識をチェックできる選択式の問題が多いです。

基本情報技術者試験/応用情報技術者試験

基本情報技術者試験はITを活用したサービスや製品、ソフトウェアなどを作る人材に必要な知識やスキルが身につく試験です。

システム開発や設計だけではなく、要件定義なども試験内容も入ってくるため、念入りな対策が必要です。

また、応用情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している情報処理の国家資格です。

ITを活用したサービスや製品、システムおよびソフトウェア を作る人材としての応用的な知識や技術が求められます。合格率は20%前後です。

ITエンジニアとしてより高いレベルの案件をこなしたい場合は上記2つの資格が効果的です。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は情報処理の能力を試す国家資格です。データサイエンティストは基本的に膨大な量のデータを仕事で扱います。

そのため、データベースに関する高いスキルが必要です。
データベーススペシャリスト試験は中級から上級レベルの知識や実践力を持った人が合格します。

合格率は15%前後で合計4種類の試験を300分かけて行います。そのため、体力や集中力が必要な試験です。

統計検定

統計検定は統計に関する知識を試す試験です。4級から1級まであり、順番に取得してくことが可能です。

データサイエンティストは統計的に数字をみる必要があるため、統計の知識が必要です。統計検定を学習しながら進めることで、効率的な学習が可能です。

G検定、E資格

G検定はAI活用で活きる資格になります。ディープラーニングの基礎知識を有しており、適切な活用方針を決定して事業に活用できる能力や知識を有しているかをテストで試します。

半分近くの受験者が合格するため、そこまで難易度が高くありません。
同様にE検定はAIを開発するためのスキルを証明する資格です。E検定に関しても半数以上が合格しているため、AI開発に関わりたい方は学習を進めて取得しましょう。

Python3 エンジニア認定データ分析試験

Python3 エンジニア認定データ分析試験はPythonに関する知識やスキルを正しく扱えることを試す試験です。

全40問を選択問題で進める試験で、基礎的な知識から解析や数学的な要素もあるため、勉強して対策しなければ合格が難しいです。

オラクルマスター

オラクルマスターはオラクルデータベースを取り扱うことに特化した資格です。オラクルデータベースはオラクル社が販売しているデータベース管理システムです。

オラクルデータベースに関する知識が必要になる場合は社内でオラクルデータベースを導入するタイミングです。

社内においてオラクルマスターの資格や知識が必要になった場合に取得するのがおすすめです。

独学にはオンライン学習講座の受講もおすすめ

独学でデータサイエンスを学びたい方には、オンライン学習講座という手段があります。時間を有効に使いながら学習を進められるため、働きながらでも学習時間を作りやすいのがメリットです。3つのおすすめ講座について、紹介します。

AIジョブキャンプ

「AIジョブキャンプ」では、現役のデータサイエンティストによる機械学習のオンライン講座が無料で受講できます。AIジョブキャンプは社会人向けの「AI教育講座」と業務委託の案件紹介をする「エージェント」サービスがセットになった無料の研修プログラムです。将来的に個人事業主・フリーランスとして独立することを考えている人などは、スキルアップ支援としてもAIジョブキャンプを活用できます。

Udemy データサイエンティスト養成講座

Udemy(ユーデミー)が提供する「データサイエンティスト養成講座」では、データサイエンス領域をリードしている講師のレッスンをオンラインで安価に学ぶことができます。株式会社SIGNATEが出品する「【ゼロから始めるデータ分析】 ビジネスケースで学ぶPythonデータサイエンス入門」は¥19,800で提供されています。

そのようにUdemyは、世界最大級のオンライン学習プラットフォームであり、データサイエンスのみならずWeb制作やビジネス、語学など80,000以上のコースから学習したいことを自由に選べます。

データサイエンティストになるための体系的な学習をできる講座もあれば、不足しているスキルを1つずつ身に付けられる講座もあるのが特徴です。

総務省 データサイエンス・オンライン講座

総務省統計局が提供するデータサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス演習」は、データ分析についての基本的な知識を身に付けられる講座です。

入門的な講座であり、4週間で10分×6~9回の受講をするという短期間のカリキュラムになっています。日本初のmoocプラットフォームgaccoから無料で受講できます。

統計家の西内啓氏をはじめ、講師陣には大学教授や総務省統計局の職員が集結。実務に即したデータ分析の基礎を理解できるのがメリットです。

データサイエンティストのスクールや講座で学べること

最後に、プログラミングスクールのデータサイエンティスト向けコースや転職スクールのデータサイエンティスト養成講座を受講して学べる点をまとめて紹介します。

スクールで定められたカリキュラムをすべて修了したとして、すぐにでもデータサイエンティストとして働き始められるとは限りません。

ただし、転職活動を進めていくうえで必要な知識やスキルを身に付けられることは間違いないでしょう。

プログラミング

データサイエンスの実務で使われるプログラミング言語としては、Pythonが主流となっています。そのため、多くのスクールでは、Pythonを教材に授業やテキストを進めていきます。

プログラミングはデータサイエンティストにも必須のスキルです。さらに大量のデータを分析するためには、効率よくデータを扱うデータエンジニアリングの技術が必要です。

就職先の会社によっては、C++やJavaなどでのコーディングが必要になることもありますが、Python、Rなど分析で多く使われるプログラミング言語から学習をスタートするとよいでしょう。

数学やデータ分析

プログラミングができれば、データ分析は機械におまかせと思うかもしれません。ところが、膨大なデータがどのような意味を持っているのかを把握しておかないと、早い段階で行き詰ってしまいます。

最初から深い理論までを完璧に理解する必要はありませんが、プログラムを動かしながら視覚化した図表の意味や統計的な意義についても勉強を進めましょう。アルゴリズムを理解するためには、数学の知識も必要です。

統計や線形代数などの数学科目を勉強しておくことで、データサイエンティストとしての力量もアップします。

データサイエンスの実務

データサイエンスには、ビジネスの知識も欠かせません。データサイエンティストの力を必要としている業界は、様々です。

実務では、ビジネス上の課題にもとづいてデータを分析するのですから、数値や解析結果の意味を理解するためにも、関連する業務内容や業界知識が必要になります。

例えばアパレル業界のデータサイエンス業務をするにあたってはアパレルビジネスの知識が、金融業界では金融の知識がモノをいうというわけです。

データ分析による課題解決や意思決定の助けとなることが、データサイエンティストの任務。よりレベルの高い解決に向かうためには、プレゼンテーションやマネジメントなどビジネススキルについても無視できません。

データサイエンティストになるのにスクールは必要?

データサイエンティストになるのに、必ずしもスクールを受講する必要はありません。Pythonやデータ分析を独学で学びデータサイエンティストに転職することも可能です。ただし、データサイエンティストとして働くために必要なスキルや知識は、ビジネスの知識なども含めて幅広いのが特徴です。未経験の状態から最短でデータサイエンティストを目指すのであれば、就職に必要な知識に絞って効率よく学ぶスクールはおすすめです。

すでにプログラミングなどのITスキルを身に付けている人にとって、これからスクールに通う必要はあるのだろうかと疑問に感じることもあるでしょう。しかし、データサイエンティストには、ITだけでなく数理統計の知識も必要です。数学やデータ分析などの実務で利用する知識を体系的に学べることがデータサイエンティストのスクールを受講するメリットといえるでしょう。

具体的にどのようなことを学べるのかは、それぞれのサービス内容をチェックして確認する必要があります。データサイエンスを学習する目的や将来のキャリアプランを考え、費用や助成金の有無も確認して最終的には自分にあったスクールを選ぶとよいでしょう。

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